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講義を終え、家に帰る途中で携帯がなりそれは坂田から...と思いきや、
『..貴様は銀時の友人か?一番最近、連絡を取ってるみたいだったから電話をかけたんだが...そうだとすれば頼みがある。ちなみに、俺は銀時の昔からの仲でな、同じ仕事場で働いてる者でもある』
電話に出たのは銀時ではなく、何やら堅物そうな話し方の人で。
「あ、はい...まァ、友人みたいな者です。それで...頼みとは?というか坂田は?」
『詳しくは後で話す、とにかく早くここに来てくれないか』
そう言われ携帯で送られてきた場所は高天原とかいう店。...ってこれ、坂田の仕事場?
とりあえず言われた通り、その場所へ向かい
「し、失礼します...」
開店前ではあったがドアは開いていて、早く来てくれと言われたので恐る恐る中へと入る。
「(うわー..大人の店って感じ...さすがホスト倶楽部...)」
そんなことを思いながら店内を見回していると、
「貴様か、?銀時の友人というのは...。」
声がした方を向くと、そこには長髪で黒髪の男の人が。その人は私をまじまじと見て、
「銀時に女の友人がいるとは...意外だな。まァ、いい...とにかくこっちの部屋に来てくれ」
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部屋にいくと、坂田が布団で寝かされていて。坂田は息が荒くなんだか苦しそうに見える
「疲労で熱を出したみたいでな、...この通りだ。」
その時ちょうどピピッと体温計がなり、その人はそれを取り出して見る。私も覗き込んでみると体温計には『39度』と記されていて
「..紹介が遅れたな、俺は桂 小太郎だ。頼みと言うのはアレだ、銀時の看病をしてほしい。あいにく俺達はこの後、仕事があるし銀時は友達がろくにいないしで頼める者がいないのだ、」
桂さんがそう言うと、いつもより弱々しい声で坂田が
「うるーせ..最後のは余計だろヅラ、...あと勝手に人の携帯でコイツをこんなところに呼んでんじゃねェよ...ったく、」
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なゆ(プロフ) - めっちゃ面白い!更新頑張ってください!! (2019年8月26日 12時) (レス) id: af64f6a838 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シオン | 作成日時:2019年8月10日 23時