【黒バス】吸血鬼の餌食〜３〜

餌食〜３８〜 ページ3

いやらしい水音が部屋にこだまする




「ふぁ……ゃ、ぁっ…んんっ」




頭がクラクラしてきて何も考えられない




いつの間にか、吸血されていたはずなのに甘くとろけるようなキスをされてる




緑「んっ……ちゅっ…はぁ」




やっと唇が離されたと思ったら次は耳を舐められる




「ひゃぅ……ん…っ…」




耳は敏感だから感じて変な声が出る




緑「は、んんっ…ペロッ… これは邪魔だっ…」




そう言って緑間は僕につけられている首輪を外した




これでちょっとは楽になった




耳を這っていた舌が首筋まで降りてくる




ビクビクと震える身体




緑「その顔…もっと見せろ」




スルッと目隠しが外される




目の前には綺麗な顔




つい目を逸らした




？！




僕の目線の先には緑に輝くペンダント




それを見つめていると緑間が口を開いた




緑「これが欲しいのか？」




全てを見透かしているような目で見られて背筋が凍りつく




すると緑間はペンダントを首から外し僕の前でちらつかせる




「っ…」




もちろん手錠をされてるから取れるわけがない




緑「欲しいか…？」




ニヤリと笑って僕に問う緑間は悪魔のようだった




だけど僕はこの屋敷から逃げたい一心でコクリと頷いた

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