231話 ページ44
A「ふ…ん……っカカシ!!」
ガバッと体をおこしカカシの名前を叫ぶ。
…でも、辺りは真っ暗で誰もいない。
光っているのは自分の足元だけ。
これは…
A「走馬灯?」
自分の声だけがむなしく響くだけで、誰も何も言ってはくれない。
やはり、走馬灯というやつなのだろう。
だとしたら、このまま真っ直ぐ道を歩くのがやっぱいいのか?
体は痛くないし、手足も痺れてない。
足に力を入れ、立ち上がると取り合えず真っ直ぐに歩いていく。
・
A「……ん?」
突然、真っ暗闇の向こうに見えた淡い光に声をもらす。
淡い光ながら周りが真っ暗なせいで、異様に目立っている。
私はその光を目指すように足を進め、走っていく。
A「…ハァ、ハァ…。」
息があがりながらも走っていくと、そこには焚き火と座っている人の姿。
と、突然…___
「ん……A…なの?」
背を向け座っていた人がこちらを振り返った。
その顔を見た私は思わず叫ぶ。
A「ド、ドッペルゲンガー…!?」
「え…?」
私とソックリの顔をした人は、目をパチクリさせ小さく“え”と呟いた。
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作者名:エビ猫 | 作成日時:2018年10月13日 13時