好感度UPからの愛情表現 [カカシ] (ページ43)

今日:15 hit、昨日:1 hit、合計:36,777 hit

230話ページ43

＊＊＊＊

写輪眼を閉じる。

＿＿＿おそらく今のチャクラではこいつの体全体は無理だ。それに…もう一度使えば全てのスタミナとチャクラを使い切る事になる。

そしたら、

…俺は確実に＿＿＿

スッと眼を開く。

＿＿＿死ぬ！

だが今は生きている者にこの情報を託す事。
それが、木の葉を救うため今の俺が取れる最善の方法！

銃口から弾が撃たれ、真っ直ぐにチョウジへと向かっていく。

チョウジの背後にある弾に、眼に力を入れる。

弾は歪んでいきどんどん小さくなっていくと、完全に消えた。

目を閉じていく中、走っていくチョウジを見る。

これで、情報を伝えることが出来る。
でも俺はここまでのようだ、視界が真っ暗になると意識を手放した。

・

カカシ「うっ…。」

目を開けると、周りは真っ暗で俺の足元だけが照らされている。

あぁ…俺は死んだのか、そう考えながら前を歩いていくと少し向こうが淡く光っていた。

「カカシか…？」

よく見るとそれは焚き火で、そこには男の人が座っている。

「お前の話を聞かせてくれないか？」

カカシ「ああ…すごく長くなるからゆっくり話たいんだけど…。」

そこに座っていたのは…＿＿＿

「ああ…いいさ。」

その言葉に俺はニコリと笑う。

カカシ「あのね、父さん。」

.