217話 ページ30
私の言葉に、カカシはキョトンとしながらも本を渡してくれた。
A「シカマル！おそらくコレだ！」
そう言ってシカマルにイチャイチャタクティクスを見せる。
シカマル「イチャイチャタクティクスの…タ！」
A「気になって来てみたんだが、おそらくコレだと思う。」
ナルト「…これってば修業で一緒に旅してた時にエ ロ仙人がかいてた本！」
そう言って目を見開くナルトに、シカマルがニッと笑ってみせる。
シカマル「ナルトじゃなきゃ気付けなかったことだ。やっぱり自来也様はナルトに暗号を託してたんだ。」
・
「暗号に本が使用されてる場合、文字の順や行数とかもありますが、まずは最初にページ数を調べるのが定石です。」
そう言って指をたてる眼鏡少女に、軽く頷き最初の31ページを開く。
A「ん、開いたよ…で次は？」
開いて、最初の一行目をザッと見ると中々恥ずかしい文が多い。
「こういう場合、まずは素直にページの頭文字を見ます。文字の意味も知りたいので頭から一文を読み上げて下さい。」
A「…え、と〜…それは…。」
いや、だって、それって…！
ナルト「何だってばよ！？いいから早く読んでくれってばよ！」
A「んん…そ、そうだよな。だってコレ、暗号解くためだし？“カカシの私物”だし？恥ずかしいことなんてないよな……！」
さりげなく、“カカシの私物”というところを強調し言い訳をする。
だって、コレはしょうがないもん。
私は、フゥと息をはくと本を読み始めた。
A「ほ、本当に愛してる？その…」
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作者名：エビ猫 | 作成日時：2018年10月13日 13時
