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212話 ページ25




コテツ「…むっ…。」

A「コテツ?どうしたの?」


肩に乗せているコテツの鼻がピクリと動く。


コテツ「うっすら、ニオイがしたような…。」

キバ「ニオイを確認した!奴らもうサスケの所に着いてやがる!」


コテツが言い終わると同時に、キバがナルトに報告する。


コテツ「なんだァ?この術。」

A「これがカカシの言ってたやつか。」


前を見ると、黒い炎が木々を燃やしていた。


___天照!!


初めて見たが、何とも不気味だ。
天照は消えることをしらないかのようにゴウゴウと燃えていた。


カカシ「ヤマト!」

ヤマト「ハイ先輩!」


“土遁・土流割!!”


バンと土遁の印を組み地面にヤマトは手を叩き付けると、木の下が盛り上がり道が開ける。


ヤマト「このまま行って下さい!」

カカシ「 よし!ヤマト以外は俺に続け!」


カカシの写輪眼の模様が形を変え、万華鏡写輪眼になった。





さっきまで曇っていた空からは、雨が降りだした。
辺りには、雨に濡れる私達と崩れた岩だけ。


キバ「…少しだけニオイが残ってる…でも…。」

カカシ「遅かったか…。」


小さく呟いた言葉は、雨に打ち消され一人ナルトは歯を食いしばっていた。

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作者名:エビ猫 | 作成日時:2018年10月13日 13時

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