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209話 ページ22

人型になった虫の塊に、ヤマトはすかさず木遁で攻撃の準備をする。


カカシ「どうなの、シノ?」

シノ「手応えは感じる…何故なら奇壊蟲がチャクラを吸い取っている活発な動きが見てとれる。」


そう言った瞬間、突然人型になっていた虫たちが辺りに飛び散った。


シノ「チャクラに反応してた蟲が突然、奴を見失った…ありえない…。」

サクラ「瞬身の術?」

シノ「いや…瞬身の術ではない。何故ならもし瞬身の術なら蟲たちは奴が飛んだ方向へ反応して動く。逃しはしない。」


マーキングも何も無しに空間を飛ぶなんて、それじゃあ…___四代目以上の時空間忍術だ…!


自在に体を消すことができる…、時空間忍術を使った…。
様々な仮説が立っていく中、ヒナタがある一点を指差す。


そこには___


「いやー!どーも、どーも。」


木の枝の上に立ち、手をふる面男の姿。


___のほほ〜んとしてるってのに、厄介だな。


そう考えながら、面男を睨み付けていると面男の頭上からキバが“通牙”で回転しながら攻撃を仕掛ける。


だが、キバの攻撃は面男に軽々とかわされ地面に突っ込む。


___かわされた、軽々と…!


誰もがそう思った時、キバはというと…


キバ「また…すり抜けられたか…くそっ!」


そんなキバを見た赤丸はクゥ〜ンと悲しげに鳴いた。

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作者名:エビ猫 | 作成日時:2018年10月13日 13時

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