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205話 ページ18

木々の間を肩にコテツを乗せ、走っているとコテツはポツリと呟く。


コテツ「カカシのガキァ…変わったな。あんなお前に優しかったかァ?」

A「ハハハ…最初はそりゃ、ね…。でも、今は凄く優しいよ。」


コテツの言葉に、私は苦笑いしか出来ない。
苦笑いを浮かべる私を、コテツは黙って見ているとフッと笑う。


コテツ「さてはA…惚れたな…?」


コテツの言葉に、私は危うく木に頭をぶつけそうになった。


A「ちょ、コテツ…!何言ってんだよ!!」

コテツ「ほ〜ォ…俺にそんな口、きくのかA。」


そう言って、今度はニヒヒと笑ってみせる。
が、コテツは焦る私を今度は真剣な表情で見てきた。


コテツ「やめとけ、やめとけ…忍者同士の恋愛なんぞ…辛いだけだ。」


いつの間にか、私がカカシに惚れているという事になってしまっている。
私がカカシを好きかは、イマイチ分からない。


でも___


A「コテツ…ありがと。」


心配してくれる気持ちは嬉しいな。


コテツ「んん、別に心配などしておらん!ただ、忍者同士の恋愛なんぞ見てられないだけだ!お前がメスネ…ああ、違う!!」


ワタワタと私以上に焦るコテツの尻尾は、ブンブンと振られている。


A「尻尾、揺れてるよ。今まで話てたけど…ちゃんと調べてる?」

コテツ「おいおい…俺を甘くみちゃダメだぜ。犬には劣るが、そこら辺忍猫にゃァ嗅覚は負ける気はしねーよ。」


そう言って、コテツが尻尾を押さえていると爆音と共に、向こうが光っていた。


______________


Aちゃんとコテツの子供の頃の話とかもかけたらいいなァ…。

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作者名:エビ猫 | 作成日時:2018年10月13日 13時

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