189話 ページ2
A「……?」
今も胸部は痛いが、心臓を抜かれる程の痛みが中々来なく目を開けてみると角都が胸部を抑えていた。
その姿に、シカマルが上手くやったのだと気付く。
角都「くっ…ま…まさか…。」
A「その、まさかだ…お前の血を利用させてもらった。シカマルは飛段が血を利用する能力だと分かってたから…血液用カプセルを用意してたんだよ。」
角都「バカな…いつそんな隙が…。」
カカシ「俺が雷切で穴を開けたときだ。」
角都の言葉に、後ろから聞き覚えのある声がそう返す。
A「…カカシ。」
私の名前を呼ぶ声に、カカシはニコリと笑うと角都の方を見る。
カカシ「お前らこそシカマルをみくびりすぎだ。アイツが…アスマが命と引き換えに残した情報を無駄にする訳がない。」
カカシの言葉が終わるか、終わらないかでバタリと角都が倒れた。
カカシ「A!」
急いで、駆け寄ってくるカカシやいの達に大丈夫と短く返事をする。
A「う”っ…!」
いの「ゆっくり!すぐに医療忍術で手当てします。」
胸部に張り付くように刺さる糸を、引っ張っているといのが声をかけてくれた___が、面のバケモノが一瞬動いているように見えた。
A「バケモノが動き出した…手当ては後だ!」
そう言って糸を無理矢理、引き抜いた瞬間バケモノがこっちに向かって来た。
“倍化の術!!”
バンとチョウジが手を叩くと、煙をあげてチョウジの体が大きくなる。
バケモノに向かって、張り手をつく。
煙が上がりその中から、黒い糸がのびていき角都にくっついた。
角都「俺の心臓を二つも…久方ぶりだぞ…それは。」
そう言った瞬間、糸がこちらにのびていき手足に絡み付く。
角都「死ね…。」
二つのバケモノの口から、火が出て風が渦巻いていた。
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作者名:エビ猫 | 作成日時:2018年10月13日 13時