ナルトの双子の妹は最強の人柱力～後編4～ (ページ41)

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ミルク『！』

ﾅﾙﾄ『ミルク!!!!』

ﾔﾏﾄ『くそ!ボクが奴を捕まえるからビーさん！！ミルクを頼みます!!!』

ｷﾗｰﾋﾞｰ『了解♪』

私も自分でなんとか術から抜けようと、

とりあえず鮫をどうにかしようとサメに触れた。

ｻﾒ(ミルク…)

ミルク(！！！)

鮫に触れた瞬間、鮫からキサメの声が聞こえて

思わずピタリと行動が止まった。

ｻﾒ(少し、私と話をしましょうか)

鮫は何もしてこないとチャクラで分かったから私はコクリと頷いた。

ｻﾒ(……私と最後に戦った日の事覚えてますか?)

ミルク(覚えてるわよ…イタチを止めに行こうとした日の事でしょう?)

水の中だから声は出せずに心で呟くと、

聞こえないはずなのに聞こえたのか鮫が少し笑った。

ｻﾒ(ミルクの事でしょうからイタチさんの思いを知って止めに行ったけど途中でやめたでしょうね)

(少しの間だけでしたが、アナタはとても優しい人だと分かりましたから)

その言葉に驚いた。

まさか、そんな風に思ってるとは思わなかったから。

ｻﾒ(…これから戦争が始まるのは知ってますよね?)

私は頷いた。

ｻﾒ(私、とても嫌な予感がするんですよ)

(言葉では表せれませんけど凄く嫌な予感が)

(まあ、ミルクの事ですからこの戦争止めるでしょうが……違いますか?)

ミルク(当たり前よ、止めて見せる)

ｻﾒ(ｸｸｸ…アナタのその目を見る限りそうでしょうね)

(…私がこんな事言うのおかしいかも知れませんが)

(あの時、アナタにイタチさんを頼んでよかったです)

(イタチさんを思い、見守ってくれて……―――

ありがとう、ミルク)

その言葉に私の目から沢山涙が出た。

ｻﾒ(私の言葉で泣くなんて…やめてくださいよ、胸くそ悪いじゃないですか)

ミルク(だって…(言い訳なんてききませんよ)……!!)

ｻﾒ(やはり、何か言おうとしてましたね?)

ミルク(キサメ…)

鮫はククク、と笑った。

ｻﾒ(……そろそろ危ないみたいですね)

鮫からキサメの方へ目線を向けると

ヤマトさんの攻撃がキサメに向かっている所で

私の方にもキラービーさんの攻撃が向かってる所だった。

とても長く感じたこの間は一瞬だったみたいで…

目線を鮫に戻すと、ニコリと笑っていた。

ｻﾒ(最後に……もしイタチさんに会う事があれば伝えてください)