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No.11_喫茶 ページ12

___カランカラン


店内に鳴り響く、客の訪れを告げる鐘の音


『いらっしゃいませー』

続けて 店員さん達の軽やかな声が響き渡る



?「やぁ、御機嫌よう。久しぶりだね、カネキ君」

突如現れた男の人。

スラリとした長身で細面、整った服装。

店員Aにひらひらと手を振り、近付いてくる。


カネキ「お…お久しぶりです…」


苦笑を浮かべ、小さく返す店員A。

怪しげな笑みをたたえ、身を乗り出す長身男。



_____と、店員Aに向けられていた視線が不意に私を捉え、驚いた様に見開かれる。









?「君は……もしかして……







マダムのところのスクラッパーちゃんじゃないかい?」









予想外の単語が彼から発せられ、警戒する私。






月山「あぁ…ごめんね、いきなり。

僕は月山 習。よろしく、可愛い解体屋ちゃん」



妖艶な笑みを浮かべ、手を差し出す長身男。




四方「なぜ、お前がそれを知っている?」


突然口を開いた四方が 睨みを利かせて問う。




月山「なぜ?なぜって……



一目見た時からずっと、忘れる事ができなかったから」



そう言って困った様に眉を下げる。

その瞬間、ウタがコーヒーを吹き出す。


全くもって不愉快極まりない発言。

私は眉をひそめた。



ウタ「ごめん………」


むせ返りながら口を開くウタ。



ウタ「僕は絶対 そんなロマンチックな発言できないなぁ」



四方は考え込む様にコーヒーをすすっている。





月山「名前は?名前は何て言うの?」

差し出された手に触れるだけの握手を返す。


「城ヶ崎A…」

小さく呟き、返事も待たずにコーヒーをすする。



月山「Aちゃんねぇ……

もう一つの方の名は?」



本当、この人は何処まで知っているのだろう。

訝しげに彼を見ながら答える。



「…恋。」



月山「歳は?」

私は指で数えながら 返事を返す。

「十八。」



すると突然横から掴まれる手。

視線の先には店員A。




カネキ「僕と一緒だ!!トーカちゃんとも!!」


瞳をキラキラさせて喜んでいる。

“あんていく”の店員といい、客といい……少しおかしな人が多い様。





何て返せばいいのか迷っていると、不意に別の手が店員Aの手を振り払った。



月山「カネキ君……すまないけど、僕がAちゃんと話してるんだ。


邪魔しないでくれ。」


すみません…と小さく謝るカネキさん。

満足そうに再び微笑む背高のっぽ。


月山「Aちゃん、僕君を狙う事にするよ」

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ルイ - 続きが気になりますーー!! 更新頑張ってください! (2017年4月5日 23時) (レス) id: 53cd8612df (このIDを非表示/違反報告)
6月ラビット - すごく続きが気になります!更新まってます (2016年10月19日 15時) (レス) id: 2667482819 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:eve | 作成日時:2016年1月16日 23時

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