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事件が起きたのは、その次の日だった
キッチンで洗い物をしていると、ジミンくんが
JM「Aぬな、電話」
とわたしのスマホを見せてきた
「おじさん？」
JM「スピーカーにしようか？」
「お願い」
ジミンくんが通話ボタンを押して
彼もその場にスマホを持ったまま立っている
”お、A”
「おじさん、どうしたの？」
”昨日、練習見ただろ？”
「あ、うん。ごめんなさい勝手に」
”いや、怒ってるんじゃない。すこし面倒なことが起きてな”
「面倒な事？」
わたしとジミンくんは、何だろうと顔を見合わぜる
”写真を撮られたんだ”
「写真ってなんの？」
”お前とジョングクだ”
「・・はい？」
唐突な発言
わたしとジョングクくんの写真を撮られたからって、どうなるの？
いったい、何を言っているの？
”いま、スピーカーにしてるか？”
「うん」
”ネットの記事送るから見てくれ”
それを聞いたジミンくんが
送られてきた記事を開いた
JM「・・・」
ジミンくんは一瞬眉間にしわをよせ、それをこちらに向けた
「え？、、これ」
画面に映ったのは
”BTS家政婦、メンバーのジョングクにアタック！”
そういうタイトルで、
昨日、わたしがジョングクくんの髪についた綿埃を取っている写真が載っていた
「仕入れた情報では家政婦は常にジョングクにストーカーまがいの行為をしているという。そのストレスで彼は痩せてしまった・・・？」
JM「なんだよこれ、」
”ジミンか”
JM「はい」
いつになく低い声で
明らかに怒っているのが分かるジミンくん
何に怒っているんだろう、わたし？それともジョングクくん？
JM「腹立つ。こんなでっち上げ」
むしろ、ストーカーまがいなのはこっちだし！！
って意味の分からない怒り方してるし
彼は記事にとても怒っているようだった
”A、悪いんだがしばらく外出を控えてほしい”
JM「でも、買い物は？」
「、、大丈夫。ネットスーパーもあるし」
”あぁ。利用して大丈夫そうなサイト見つけて送るから、そこから買い物してくれ”
また、連絡する
そういって電話は切れてしまった
「・・・」
JM「ぬな？大丈夫？」
「うん、わたしは大丈夫」
ジョングクくんは大丈夫かな？
わたしのせいで仕事に影響出たりしない？
そう聞けば、ジミンくんは何故か泣きそうな顔をしてわたしを抱きしめた
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作者名：な む | 作成日時：2019年1月14日 23時
