10. 彼女の処分 ページ10
エルヴィンside
「では、A。君の処分についてだが…」
Aは緊張した面持ちで私を見る。
「１週間の謹慎処分とする」
『え…』
彼女にとってこれは
予想外の事だったのだろう。
『…それだけ…ですか？』
「なんだ、不服か？」
明らかにもっと重い処分を想像していた彼女に
リヴァイが聞き返した。
「確かに、今回の行動は兵規違反に触れる。
だが、A…
君の持つ情報、そして働きが
結果的に今に繋がっているのは事実だ。
それに…
これから体制が整えば、
ウォール・マリア奪還作戦を
決行することになる。
優秀な兵士をみすみす手放す必要はない
と判断した。」
『じゃあ…私は…』
「今まで以上に厳しくいくからな、
覚悟しておけ。」
リヴァイの言葉に、
しばらくAは固まったままだった。
それが、
嬉しさか…安堵か…
まだ状況を掴み切れていないからなのかは
わからない。
Aが部屋を出て行った後、
「すまねぇな、エルヴィン」
遠慮なくソファに座ったリヴァイが言った。
今朝、“俺にはまだアイツが必要だ”と
頭を下げに来たリヴァイ。
この男に頭を下げさせるとは
大したものだ。
まぁ…もとより、
彼女を退団させるつもりなどなかったが。
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Ester(プロフ) - ゆきゃんさん» そう言ってもらえると嬉しいです！今後の展開で迷っているところがあるのでもうしばらくお待ちください！ (2021年2月23日 18時) (
レス) id: d3fbc3f836 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきゃん - Esterさんが書くウォールマリア奪還読みたいです！！ (2021年2月21日 15時) (レス) id: 5c0b7ba815 (このIDを非表示/違反報告)
Ester(プロフ) - mさん» ここまで読んで頂きありがとうございます！私もただただ兵長の幸せを願っております！！ (2020年12月10日 22時) (レス) id: e396f20142 (このIDを非表示/違反報告)
m - シリーズ4お疲れ様でした！！読むたびにキュンキュンしてます(≧∀≦)どうか兵長が幸せになれますよーに！！ (2020年12月8日 17時) (レス) id: d2d16a9b38 (このIDを非表示/違反報告)
Ester(プロフ) - sachiさん» 幸せになって欲しいですよね。速度は遅いですが更新頑張ります！ (2020年10月5日 0時) (レス) id: e396f20142 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ester | 作成日時：2020年5月8日 17時
