【あんスタ】誓えのキス2【巴日和】 (ページ6)

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「それで？案の定お楽しみだったわけっすか？」

「野暮なこと聞くねジュンくん！察して欲しいね、そしてもう少しだけそっとしといて欲しかったね？」

「いや、グッジョブジュンくん」
「ふーん？グッジョブねー？」

止めたのになんでそんなにいい顔してんのかねー？なんかムカつく。
とほっぺをぐにぐにと引っ張る

「いはいいはい...」
「ジュンくん！！女の子には優しくしないとダメだよね！？ましてやAは大事にして！」

「ああん？ちょっと造形歪んでもこのアホが引き取ってくれるんでしょ？
安心してくださいね〜、能天気プロデューサー？」

「ひー、能天気。今度甘いものご馳走するから今回は許してよ」
「のりました。今の言葉忘れないように。」

(覚えてろよ。この筋肉甘党バカ)

「とはいえ、今日は引き続き2人中心で練習して。今後のために見てたいし」

「ああ、その事なんだけど
このライブで僕とAの持ち時間あるからあとで時間あけといてね！」

「...はい？」

突拍子もないその発言に私は言わずもがな、
ジュンくんまでもが呆気にとられている。

「聞いてない...」

「言ってないからね！」

「いつ決まったの！」
「さっきかな」

さっきって...さっき？

「このライブ、両親と兄上が見に来ることになったんだけどね
どうも母上がごねたっぽくてね、
英智くんや茨に相談したら融通が効いてしまったんだから仕方ないよね」

「へぇ？まあ、俺としてはAさんのアイドルとしての晴れ姿は見てみたいと思ってたし楽しみっすねぇ。期待してます。」

「決まってしまったんなら...仕方ない。
やりますけど...」

「そんな顔したってしょうがないんだから腹括って欲しいね。」

多分1番大変になる日和がこう言ってるんだ。
私も頑張らないと。

そう思ったら少し元気が出た。

「......はい。よろしくお願いします。」

「素人に近い人間がおひいさんの隣に立たされるのは、少し同情します」

「んー、僕としては変に癖がついてない分やりやすいけど、覚えてもらうことは腐るほどあるね！
それができないようなら身内とて贔屓はしないつもりだから、ステージに立つ以上僕らは等しくアイドルとして見られるわけだしね！」

「トラウマが甦る。」

「おお！その手が...！
あまり変な癖つけたくはないんだけど...僕がいない時は英智くんや凪砂くんにお任せしてもいいね！」

「おひいさん。Aさん目ぇ回してます。」