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「次は〜、
にしても広いし迷わないか心配だな…
特にあの人なんかは。」
「うっちゅ〜☆」
「………何やってるの。」
「挨拶なしでいきなり本題か！おもしろくないやつだな！」
「迷子でしょ？そうなるんじゃないかって今心配していたとこ。」
「おお！なんだなんだ！
お前いつもまに未来予知を習得したんだ！
待って妄想するから、今いい曲かけそう！」
「変わらないな〜まったく。泉さんが鬼化する前に戻ろ…案内するから。」
引きづりまーす。返事はいらない。
と容赦なくフードを持ち引っ張る。
「うあぁっ！乱暴だぞ！苦しい苦しい！
作曲の妨げはたとえ妖精さんでも許さん！」
「わかったから。ほら着いたよ。
失礼しますっ」
ドアおっもい…と言葉を零しながら
無理やりこじ開ける。
「王様おかえり〜、ついでにAもいらっしゃ〜い。」
「ちょっとぉ！なにいきなり他所に迷惑かけてるの！！
進路決まったからって気が緩んでるんじゃないのぉ？」
「早く引き取って…重い……」
「気が利かず申し訳ありません！お姉様こちらにっ」
「ありがとう…というか、自分で歩いてよ！
司くんに迷惑かけるな！」
レオの背後から脇の下に腕を通して
立ち上がらそうと引っ張る。
「Aそこまで。」
凛月が腕を解き私を静止した。
Knightsにいる間は俺がAを見張って守るようにエッちゃんから頼まれてるから〜、と
妖艶に微笑んだ。
「まぁくまくんも距離感おかしいからねぇ〜
くまくんが近いときは俺が止めるように天祥院に言われてるけどぉ。」
何それ俺信用ない感じ〜？とクスクス笑う。
「ふふっ、Aちゃんモテモテねぇ〜」
「ううう〜、なんか俺悪者みたくなってない？それもなかなかおもしろそうではある！」
つまりこういうことだろ？
と、私を立たせて腰を抱きよせた。
「ひゃっ！？」
「あははっ！悪い！冗談冗談！」
「今、司は寒気がしました。
冗談でも今のような行動はお控えください、Reader」
Aには巴のお兄様がいるのですからね
というと、わかってるてばぁと呆れた声を出す。
「とりあえずね、私じゃ力不足かもだけどレッスンお手伝いするので…
極力協力してくれると助かるかな…」
そんな感じ！じゃあまたと言って身を返すがひとつ言い忘れたことに気がつく。
「その馬鹿王に、建物の構造くらい把握しておけと伝えておいて。」
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作者名：ちよ乃 | 作成日時：2018年10月11日 10時
