永久のARIA ~Promise~【エルヴィン・スミス】 First

Promise21 ページ23

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−エルヴィンside−


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―私は、Aがはぐれないようにしっかり手を握って歩いた。


夜なのに、本当に人が多い。


私が買いたい物が見つかったので、先に私の用を済ませた。


エル「次はAだな。」


あ「あ、はい...毛糸はどこに売っているんだろう...」


エル「...あの辺をまだ探していないから、行ってみるか?」


あ「う、うん!」


私はAの手を引いて見ていない店に向かう。


その店には色々な物が並べられている。


あ「わあ...あ、あったあった!毛糸。」


毛糸を見つけると、Aは笑顔を浮べて駆け寄る。


あ「いろいろある…よかったー…」


エル「…テーブルクロスなら、こういう色が合うんじゃないか?」


白い毛糸を手に取るAに私は薄いピンク色の毛糸を手に取って言った。


あ「え…」


エル「Aはこういうピンク色が似合うから…こっちの方がいいんじゃないか?」


あ「う、んーん!白がいいの!白じゃなきゃ…ダメなの。」


エル「A…?」


あ「ん…?」


エル「…何か、あったのか?こんなことで必死になって…」


あ「あ…ごめんなさい、つい…子供みたいだったよね。」


Aはそう言い、苦笑いを浮べる。


エル「…?」


あ「…でも、白じゃなきゃダメなの。どうしても…」


エル「…そうか。まあ、選ぶのはお前の自由だし…白もお前に合うな。」


あ「…うん。」


Aの頭をそっと撫でて言うと、Aは微笑んでくれた。


あ「すみません、この毛糸ください。」



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