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Promise20 ページ22







―そして私たちは外へ出ると、馬に乗って市場へ向かった。


エルヴィンの前に乗せられ、エルヴィンは私を支えながら馬で駆ける。


そのまま市場へまっすぐ向かった。








―夜の市場。


まだたくさんの人で賑わっている。


私はエルヴィンと並んで歩き、毛糸が売っている店を探した。


エル「…夜まで市場へ来て、何を探しているんだ?」


あ「その…毛糸を…」


エル「毛糸?」


あ「あ…」


しまった…つい毛糸と…


あ「あ、えっとそのね…そ、そうクロス!!私の部屋のテーブルクロスがボロくなっちゃって…
新しいのを作ろうと思って。」


エル「嗚呼...そういうことか。」


あ「う、うん!」


ふぅ…なんとか誤魔化せた。


あ「あとは…必要なもの他にあるから揃えたくて。」


エル「そうか。私もちょうどないものがあったからな…ついでに買っていこう。」


エルヴィンはそう言い微笑む。


あ「…それにしても人が多いね、夜なのに。」


エル「そうだな…はぐれるといけない。A。」


あ「え…?」


エルヴィンはそう言うと、スッと私の手を握る。


あ「エル、ヴィン…?」


エル「…しっかり、握るんだぞ?」


あ「う、うん…//」


エルヴィンにそう言われると、私はエルヴィンの手を握り返した。


エル「…それでいい。」


そうして、エルヴィンが歩き出し、私は引かれるがままに歩き出した。


エルヴィンとこうやって手を繋いで歩くのは、初めてかもしれない。


しかも、こんなに人が多い所で…


ドクン、ドクン…


胸の鼓動が速くなる。


付き合い始めてもうだいぶ経つのにどうしてだろう…


エルヴィン、あなたに対する胸の鼓動はなかなかおさまらない。


私はエルヴィンと手を繋いで、夜の市場の中を歩いた。





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設定タグ:進撃の巨人 , エルヴィン , 紗也   
作品ジャンル:恋愛
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紗也(プロフ) - あさりんごさん» コメントありがとうございます!見てもらえて嬉しいです♪頑張りますね (2014年1月11日 22時) (レス) id: 9c284d8008 (このIDを非表示/違反報告)
紗也(プロフ) - 蜜水筒さん» コメントありがとうございます!私の友達もなんであんなヅラヴィンを…って言ってきましたよ(笑) 頑張りますね♪ (2014年1月11日 22時) (レス) id: 9c284d8008 (このIDを非表示/違反報告)
紗也(プロフ) - 暗黒破壊神さん» 1番コメントありがとうございます!ファンなんてそんな...(*^_^*)ぽっ矢印 ありがとうございます♪ (2014年1月11日 22時) (レス) id: 9c284d8008 (このIDを非表示/違反報告)
あさりんご - 新作が出ててすんごく嬉しいですっ。やっぱエルヴィン団長かっこいいですよね!あまり無理せず頑張ってくださいっ。応援しています!! (2014年1月11日 8時) (レス) id: 8127bd7455 (このIDを非表示/違反報告)
蜜水筒 - エルヴィン大好きなのでほんともう…(つω`*)←((友達にエルヴィン好きだな~とかいうと引かれるんですよ…かっこいいのに…((応援してます!!頑張ってください!!(*^^*) (2014年1月10日 22時) (レス) id: b58a1fc1dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紗也 | 作成日時:2014年1月10日 19時

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