永久のARIA ~Promise~【エルヴィン・スミス】 First

Promise19 ページ21

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―私は外へ出ようと廊下を歩いていた。


ついでにいるものも揃えておこう。


確か他に何がなかったんだっけ…


私は他に必要なものがないかと思い出そうとしながら、廊下を歩いた。


「…A?」


あ「…」


聞き覚えのある声がすると、一旦その場で立ち止まり後ろを振り返った。


あ「…!!え、エルヴィン??」


そこにはエルヴィンがいた。


エル「どうしたんだ…」


エルヴィンがそう言い、私のところに近寄ってくる。


あ「えっとその...市場に行こうと思って。」


エル「市場?今からか…?」


あ「う、うん…」


エル「…この季節はこの時間帯になるととても暗い。市場はまだやっている時間だが…」


あ「でも…どうしても揃えたいものがあって…」


エル「…では、私も着いていこう。」


あ「え…?」


エルヴィンの言葉に、私は驚いて少し目を見開く。


エル「暗い中、女性一人では危険だ。だから私も着いていこう。」


あ「で、でも…」


エル「…私が着いていったら、困るのか?」


エルヴィンが私を見つめて言う。


そ、その寂しげな表情はお願いだからやめてください...


あ「…」


私はエルヴィンの顔を見て思わず溜め息を吐く。


あ「分かった…じゃあ、お願いします。」


エル「…嗚呼。」


私がそう言った時のエルヴィンの顔、とても嬉しそうでした。



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