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無惨side









ガチャ



あれから何日経っただろうか









私は久しぶりにAの部屋を訪れると









Aは自身の腕を噛み









飢餓状態を耐えていた









飢えた鬼ではないか









『ふぅ・・・ふぅ』




Aの周りは噛んだところから溢れ出る血でいっぱいになっている









私はAに近寄り、





目線の高さまで腰を下ろす






「もう苦しいだろう?









耐えられないだろう?」









私は自身の腕を切り裂き







Aの目の前で血を流してみせる








ポタポタ.......









Aの呼吸が荒くなる







『はぁッ・・・はぁッ』






目の前で流れていく血を見て






Aはより強く自身の腕を噛む









『ッ!』









「飲めば良いではないか







その飢えから開放されるぞ」









さらに血をAの目の前まで近ずける









Aは涙目でヨダレが止まらない









『はぁ・・・だけどッ・・・はぁ









それを飲んでしまったら







はぁ・・・はぁ




私は私でなくなってしまう』









Aは私から後ずさりする









『それに、









憎い相手から血を懇願するなんて









屈辱だッ・・・』









「貴様はごちゃごちゃうるさいな」









いつまで経っても飲まないAを見ると








腹が立ってくる









『くッ.........!!』









私はAの首をつかみ









無理やり口に近ずけた

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作者名:エル | 作成日時:2020年1月3日 14時

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