我慢しすぎた。「青葉城西」2

。我慢53 。 ページ12

、






国「正直に言ったら？



まさかとは思うけど……




鍵当番もAさんがやってた？？」






凛「っ………………うん」








国「はっ……それで…

よくみんなを支えてるって言ったね」








国見ちゃんの表情が変わっていく。



態度も、言動も、悪化していく。




止めなきゃ……












及「国見ちゃん。落ち着いて」






そう、国見ちゃんの肩に手を置いたら＿









、









、









、












国「すいません……落ち着けないです」




と涙目だった






岩「国見……」










国「………凛架の話を聞いてると…



Aさんのこと悪く言われてムカつくけど



それより……








、








、






そのことに気づけなかった自分が…





ムカついて、嫌で、情けなくて、

しかたないんです…」









及「…」





Aが倒れたのは
気づけなかった自分のせいでもある。



自分を責めてるんだ。



国見ちゃんだからこそ、余計に…









花「国見、俺らも同じだな。」






松「凛架をせめたって…


Aが目覚めるわけでもない。」





岩「Aのきがはれる？…なんて、



あいつはそういうやつじゃねぇ。」





及「うん……知ってるよ」









＿＿だから＿＿＿＿＿









、









、









、




及「凛架。」





凛「はい…」









、









、









、









及「Aは俺達の機嫌なんかとってないよ



あれが、本心でAなの。




倒れるくらい…我慢しちゃってさ、




多分、春高の事とか俺らのこと考えると


自分から言えなかったんだな





今更だけど、




……気づいてあげられればよかった」









Aが目を覚ませばいいのにって、



ずっと思ってたはずなのに



今ではAが目を覚ますことが怖いんだ。





なんて言われる？





気づいてほしかった？




なんで凛架ばっか？




つらかった？



大っ嫌い？






……どれも聞きたくない。




聞いたら、自分が壊れてしまいそうで嫌だ。






及「……だからさ、凛架」





凛「…」






及「もうこれ以上……こんなことしないで。」





凛「っ……はい。」






及「次は……ないからね」




凛「…」






凛架をいくらせめたって、なんもないんだから




俺達ができることは



これ以上Aに負担がかからないようにする事

。我慢54 。→←。我慢52 。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す