人生万事塞翁が馬【はじめしゃちょーの畑】 (ページ2)

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【急募】神様とはページ2

佐倉A

ただいま絶賛彼氏の浮気現場を目撃中

どうやらこちらの様子は向こうにはバレてないらしい。
何も考えらないままぼーっと帰路に着く。

私は昔からいわゆる「不幸体質」と呼ばれるやつで、よく散々な目に遭っている。

最初はそんなつもりはなかった
少し運が悪かったんだな〜と思う程度であった。

しかし、週二・週三のペースで事件が起きたら誰だって不幸なのではと疑うだろう。
そんなバイトと同じくらいのペースでこられても。

今回のことに関しても、このような状況になるのは2回目くらいである。
そもそもそんなにモテてる訳では無いので、彼氏がいること自体は幸せだったのだが結果的に見れば、神様が用意した「私が不幸になるためのシナリオの序盤」に過ぎなかったのだ。

とは言っても、もう慣れてしまったので何も言わない

ここで突っかかるとまた面倒なことが起きる。

こういうことは大体そういうふうに作られているのだ

大人しく引き上げてラーメンでも食べに行こう

たまたま目に入ったお店のドアを開き、豚骨ラーメンを頼む。

ガヤガヤと賑わう店内。

あまり広くないのだからもう少し静かにして欲しいものだ。

「ねぇだいちくん！それはない！」

「ちょ、はじめくんこそやめてよ！笑」

「二人とも少し静かにしてくださいよ〜」

ホントだようるさいな、と、隣の男性5人を少し睨む。

こっちは1人でヤケラーメンしてんだよ

「とりゃー！喰らえ！大魔神Yo！！Hey！！」

「ちょちょちょ、はじめくん、ほんとに危な…………あ」

瞬間

私のラーメンの入った器が何かに押され、グラリと揺れる

バシャッ

カランカラン

ねぇ神様

あんたって人はほんとに私が嫌いだね。