奥の奥の森の奥に… ページ21
ラビ「それにしても、クロス元帥を探すだけでなんでこんなに奇怪現象に捲き込まれるんさ〜?」
リナリー「でもそのおかげでクロウリーにも会えたんだから、別に良いじゃない」
そんな話をしながら歩いていると、狼娘が住んでいると思われる小屋が見えてきた。
アレン「ファロンさんから聞いた話によると、森に入った時点で襲ってくるはずなんですけど…」
ユウリ「とりあえず、本人に会って直接訊いた方が良いよね。」
アレン「ほ、本人ってまさか…」
ユウリの考えていることがわかったのか、アレンとラビの顔が青ざめる。
ユウリ「まさかも何も、噂の狼娘以外に誰がいるの?」
アレンとラビの顔に恐怖が浮かぶ。
ユウリ「…もしかして怖いの?」
アレン「い、いえ、決してそういう訳では…」
そう言うアレンの顔にはいまだに恐怖が浮かんでいる。
ユウリ「…幽霊の類いじゃない」
アレン「え?」
ユウリ「人間が語る現象は、アクマの仕業か、イノセンスのおこす奇怪現象か、単なる噂か、あるいは…」
結局それ以上は何も言わず、ユウリはひとり、小屋に向かって歩いて行った。
_____どこか哀しそうな顔で…
_____アクマの仕業か、イノセンスのおこす奇怪現象か、単なる噂か、あるいは
ヒトならざる者の見せる悪夢か…
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作者名:歌姫 | 作成日時:2015年10月10日 18時