崩壊 ページ18
クロウリー「まさか元帥はもうすでに殺され…」
アレン/ユウリ「あの人は殺されても死にませんよ。/死なないよ」
ラビ「言ってっことおかしいぞアレン、ユウリ」
リナリー「でも、こんな東の国まで……一体、何の任務で元帥は動いているのかしら。」
その時、リナリーが何かに気づいた。
リナリー「ちょっと左腕見せてアレンくん」
アレン「あっ」
そう言いながらリナリーがアレンの左腕の袖を捲るとそこには______
リナリー「!!」
ラビ「うわ!?う、腕が崩れてんぞおい!?」
______崩壊しかけた腕
アレン「だ、大丈夫っケガじゃないですよ?ホラ!最近ずっとアクマと交戦続きだから…ちょっと武器が疲れちゃったっていうか…」
ユウリ「アレン…」
アレン「え?あ、はい、な、何ですか?」
______その時のユウリはすごく真剣な顔をしていた。
ユウリ「アレンが初めてイノセンスを発動したのはいつ?」
アレン「えっと…父をアクマにしてしまった時です…」
______いつもよりトーンの低い、重くのしかかるような声。
ユウリ「腕の崩壊はいつから?」
アレン「左目がなおって少したってからだと思います。」
______全てを見透かすような目
____パンッ
乾いた音が、辺りに響いた。
ユウリ「何でもっと早く言わなかった?」
アレン「………すみませんでした。」
ユウリ「謝ってすむ問題じゃない。」
そう言うと、何やら荷物の中を漁り始めた。
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作者名:歌姫 | 作成日時:2015年10月10日 18時