作り笑い ページ14
五人はクロス元帥の元へ汽車で移動していた___が、
ラビ「オレッすか」
リナリー「お願い、ラビ!アレンくんきっと、さっきの駅で乗りそびれちゃったんだわ。戻って捜してきて!」
ラビ「ガキかあいつは…」
さっきの駅で乗り遅れたらしく、誰が迎えに行くかを話し合っていた。と言うかラビに押し付けていた。と言うかラビに押し付けていた。
ブックマン「行け。今ならお前の如意棒でひとっ飛びだろ」
ラビ「槌だよパンダ。いいけどさぁ〜なぁんかヤな予感すんなぁ〜。」
ユウリ「いいからさっさと行け。」
ラビ「ユウリまで酷いさぁ〜;」
そう言いながら、ラビはアレンの元へと向かった。
リナリー「………」
ユウリ「?どうしたんですか?リナリーさん」
リナリー「呼び捨てでいいわよ。それに敬語なんか使わないで?私の方が年下なんだから。……ユウリのラビに対する態度が私達と少し違うような気がするけど何かあったの?」
ユウリ「………それは多分、ラビの目のせいだと思いう。」
____これは本当。ラビの目は少し苦手だ。でも本当の理由は………
リナリー「目?」
ユウリ「はい。普段は優しくて強い光を宿しているのに、時々、光が消えることがあって、その目は私達のことを映しているのに、それはただ反射しているだけで私達のことは見ていないわだ。……まるで、ガラス玉のように。ラビはそのことにすごく苦しんでる気がする。」
リナリー「確かに、教団に来たばかりのころはそんな目をしていたけど、最近のラビはちゃんと相手のことを見てると思うわよ?」
ユウリ「…私、たぶんまだ信用されてないから…」
リナリー「ユウリならきっと大丈夫よ!」
ユウリ「…うん。ありがとう!」
. . . . . . そう言ったユウリは、端から見れば、とても嬉しそうに笑っていた。
リナリー(その前にユウリの作り笑いをなんとかしないとね)
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作者名:歌姫 | 作成日時:2015年10月10日 18時