今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:21,405 hit
小｜中｜大
死臭 ページ12
四人が帰ると、教団の空気がいつもよりも重いような気がした。と、そこへ
ﾘﾅﾘｰ「アレン君…」
ｱﾚﾝ「リナリー?!」
リナリーがその綺麗な顔に悲しみを浮かべてやって来た。その頬には幾筋もの涙の跡が残っていた。
########################
ｺﾑｲ「先日、元帥のひとりが殺されました。殺されたのは、ケビン・イエーガー元帥。五人の元帥の中で最も高齢ながら常に第一線で戦っておられた人だった。ベルギーで発見された彼は、教会の十字架に、裏向きに吊るされ、背中に『神狩り』と彫られていた。」
ｱﾚﾝ「神狩り…!?」
ﾗﾋﾞ「イノセンスの事だな、コムイ!?」
ｺﾑｲ「そうだよ。元帥は適合者探しを含めて、それぞれに複数のイノセンスを持っている。イエーガー元帥は八個、所持していた。奪われたイノセンスは元帥の対アクマ武器を含めて九個。瀕死の重症を負い、十字架に吊るされてもなおかろうじて生きていた元帥は、息を引きとるまでずっと歌を歌っていた。」
♪せんねんこうは…さがしてるぅ
だいじなハート さがしてる…
わたしはハズレ…つぎはダレ…
♪せんねんこうは…まっているぅ
だいじな『うたひめ』まっている…
さいごにうたう…ひめはダレ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 26人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：歌姫 | 作成日時：2015年10月10日 18時
