再会 ページ2
?1「なんだいこのこは!?」
エクソシスト総本部 黒の教団。その指令室で、白い団服姿の男が怪訝な面持ちで言った。
?1「ダメだよ部外者入れちゃあ〜なんで落とさなかったの!?」
?2「あ、コムイ室長。それが、微妙に部外者っぽくねーんスよね」
?3「ここ見て、兄さん。この子、クロス元師のゴーレム連れてるのよ」
そう言いながら少女が指したモニターには、黒い人影が写っていた。その時、指令室の扉が開き、ある人物が指令室の中ヘ入って来た。
?4「コムイ、報告書持ってき…何してんだ?」
コムイ「あ、神田君」
任務の報告書を持ってきたエクソシスト、神田ユウは、モニターの前に集まっているコムイ達の事を不審に思い、訊ねた。
コムイ「実は、部外者っぽいのが門の前まで来てて…」
そう言いながらコムイが神田にモニターを見せた瞬間、神田は目を見開き、指令室の窓から飛び降りてしまった。
コムイ「ちょっ、神田君!?」
コムイがそう言っている間に神田は門の上に着地していた。
神田「ユウリ」
黒い人影は神田の声に反応し、上を見上げた。その拍子に被っていたフードが取れ、ほとんど隠れていた表情が見えた。
そして、その人影が僅かに微笑み、ゆっくりと言葉を発した。
ユウリ「久しぶり______ユウ」
26人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:歌姫 | 作成日時:2015年10月10日 18時