233)人の気も知らないで<CM side> ページ33
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#翌日 ロケ先
Aヌナからヘルプの電話はかかってこなかった。
念のため明け方まで起きてたけど、いつの間にかソファーで眠ってしまったみたいで。
A「おはよう！チャンミン！よく眠れた？」
チャンミン「…おかげさまで。」
A「ロケも今日で終わりだから！頑張ろ？」
チャンミン「…」
やけに上機嫌で現れたけど…
ありゃめっちゃカラ元気ってやつだ。
チャンミン「…ヌナ。ちゃんと話せたんですか？ジェジュンさんと。」
A「あー…いや… ちょっと食べ過ぎちゃってね…」
チャンミン「は？」
A「どんどん勧められちゃって…」
チャンミン「…」
A「途中で気持ち悪くなっちゃって…送ってもらっただけ…」
ったく！！
俺はいったい何だったんだ！
寝ないで心配してたってのに！
チャンミン「…鈍感。能天気。人の気も知らないで…ﾎﾞｿ」
A「ん？何か言った？」
チャンミン「何でもないです。で、何も話せなかったんですか？」
A「うん。食事の時間が取れないのを心配してくれてて…ご飯連れてってくれたんだけど…」
チャンミン「だけど？」
A「あまりに緊張してて…無理に食べたから気持ち悪くなっちゃって。」
チャンミン「…」
A「慌ててカンさんを呼んで、家まで送ってもらった…」
チャンミン「はぁ…」
A「ごめん。心配してくれてたんだよね。メールしようかとも思ったんだけど、夜中だったし…」
チャンミン「してませんよ。心配なんか。いい大人同士でしょう？ったくそれなのにいったい何やってんだか！」
A「ごめん…」
チャンミン「そろそろジェジュンさんと樹里さんが到着しますね。そっちは俺が行きますから、シウォンさんのほうの準備お願いします。」
A「うん。ごめんね。」
チャンミン「シウォンさんの手伝いはAヌナにしか出来ないからしょうがないです。」
シウォンさんの使う機材は、Aヌナにしか扱わせないから。
それにしても、ジェジュンさんはいったいどういうつもりなんだろう。
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作者名：mari
| 作成日時：2018年7月7日 0時
