082）突然の電話<You side> ページ31
.
A「もしもし？ジェジュン？」
ビックリした。
恋人同士だった時ですら、こんな風に直ぐに電話がかかってきた事なんて無かったから。
ジェジュン「Aっ！今、日本にいるの？」
A「そうだよ。ジェジュンもだよね？」
ジェジュン「写ってた部屋！今そこにいるのか？」
A「え？うん。そうだよ。16時までここで待機し…」
ジェジュン「20分で行く！待ってて！」
A「え？ちょっと待っ…ジェジュン？！」
一方的に切られた電話に呆然とする。
A「な、なに？どういうこと？」
慌ててかけ直してもジェジュンは電話には出なかった。
20分後にここに来る？
だって場所なんて言ってないのに。
A「あ！」
部屋の写真と部屋から見える景色の写真。
これだけでここがわかったって言うの？
ウロウロと部屋を歩き回り、あっという間に20分が経ってしまった。
♪〜
スマホが鳴ってジェジュンの到着を伝えた。
《1階のカフェにいる》
それだけが書かれたLINE。 私は急いで支度をしてエレベーターで1階に降りた。
※
※
※
高級過ぎるホテルはカフェまで豪華。
なんだか敷居が高くて入り口で躊躇していると
「Aさん。」
聞き慣れた声に振り向くと
A「カンさん！」
そこにはジェジュンのマネージャーのカンさんが立っていた。
カン「Aさん。急に連絡してすいません。」
まり「あ、いえ…あの…」
どうしてここにカンさんがいるのか、わけがわからず…
カン「ジェジュンなら奥の席にいますよ。行きましょう。」
A「は、はい！」
疑問は解決しないまま、カンさんの後を付いていく。
カン「近くで撮影をしていたんです。待ち時間にスマホ弄ってると思ったら、急に車せって言い出して。」
A「え！」
カン「Aさんがすぐ近くにいるから、会わせてって。」
A「…」
カン「新曲のPVの撮影だったんですけど、ちょっと煮詰まってて…僕が同行するならって事でOKしました。」
A「カンさん…あの、私たちもう…」
.
083）再会1<You side>→←081）胸の痛み<You side>
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 408人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mari
| 作成日時：2018年1月31日 23時
