･･:*:･Chandelier それぞれの愛し方 1･･:*:･ (ページ10)

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010）後悔2 <You side> ページ10

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ユノ「起き上がって平気なの？。まだ横になってたほうがいい。疲れてたんだろ？」

心配そうに身長差の分だけ顔を傾けて話をしてくれるチョンさん。

でも部屋には入ろうとはしない。

A「本当に…ご迷惑かけてしまってすいません…」

ユノ「迷惑なんかじゃないよ。食事に誘ったのは僕のほうだし。お酒を飲ませちゃったのも僕だしね。ごめんね、Aさん。」

A「いえ…本当にごめんなさい。食事代もこのお部屋の代金もちゃんとお支払いしますので…」

ユノ「そんなこと心配しなくていいよ。それより大丈夫？」

A「はい。点滴をしてもらってもう…」

ユノ「そっか。良かった。その……心のほうは…大丈夫？」

A「え…」

ユノ「ごめんね。余計な事を。さっき泣いていたように見えたから…今日はもう遅いし、このままここに泊まるといいよ」

チョンさんにそう言われたその瞬間
鏡に写った自分の顔を思い出した。

惨めな自分の顔。

ユノ「明日の朝、お家まで送ってもらえるようにホテルの人に頼んでおくから。」

A「…」

ユノ「…Aさん？」

気がつくと私の頬をはらはらと涙が流れていた。

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