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喰種 9 ページ11

貴方side







青 「がッ...........」




壁に叩きつけられた青峰達が、信じられないものを見たように私を凝視する。




貴 (...........なんだよ。)




貴 「先に手を出したのはそっちだよね。」








_____トン、トン。





体育館の床を威圧気味に鳴らしながら、ビクリと震える青峰達に近寄っていく。




現在この体育館には、このキセキの世代に黒子、そして私とさつきしか居ない。





____キセキ達(奴ら)を殺.すのに、これ程に良い状況が他にあるだろうか。





貴 (いや___)




言い方を間違えた。




貴 (__これ程に良い状況だから、今日殺.るんだ。)






無機質な笑みをさらに色濃くし、一歩、また一歩と確実に近付いていく。





___“この世からいなくなる事"への恐怖を与えながら。
















貴 「.........君達ももうタヒぬ直前だからさ。」






_____トン、トン。



体育館の床が、無情な音を放つ。







貴 「私の“本当の姿"を知っても許してあげようと思うんだ。」







赤 「......は?」






赤司が疑わしげに声を上げ、私と青峰達の間に入るように立った。




そして、いかにも甘やかされてきた人間の心理が分かる説明をベラベラと喋っていく。








赤 「何を言っているのかがさっぱり分からないな。



............君は普通に人の食べ物も食べているから“喰種"とかそういう類でも無いのだろう?





そもそも、あんな“喰種(バケモノ)"が人の通う学校で普通に生活出来る訳が無い。」






そしてこれが、最後の決定的瞬間だった。









赤 「_____まぁ、お前も十分バケモノらしいけどな。」








貴 (コイツ......)




あまりにも頭に来て、一瞬赫子が出そうになった。






貴 「へー、“喰種(バケモノ)"、ね.........」




自分で口にすると、さらに苛立ちが増す。







貴 (__もう、いいや。)






プツリ。








___ストッパーが外れたようだった。






貴 「君達は、本当の“喰種(バケモノ)"に会ったことがある?」





深く俯き、徐々に赫子を出す準備をする。






貴 「きっとね___」






私は、怒りのままに駆け出した。





貴 「........バケモノだって、辛いんだよ。」





そして_______















































貴 「____ッい!?」




何者かに止められた。

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- 続きが気になる...!更新待ってます(*´∀`*)あと、応援してます♪ (2014年12月27日 0時) (レス) id: 29e8cf317e (このIDを非表示/違反報告)
こっくり - 数学めんどくさいですよねーw私も破壊的でした(´・ω・`)あとロストワンの号哭ですよねww (2014年11月24日 11時) (レス) id: d9cdb37fc7 (このIDを非表示/違反報告)
あんな@黒兎(クロト)(プロフ) - 星衣さん» はあ!?だれかいけめんだよ! (2014年10月22日 20時) (レス) id: 8a07671cb3 (このIDを非表示/違反報告)
凛雨蜜柑(プロフ) - OK(`・∀・´)dじゃここでめっちゃ話すわwwww膝はサポーター&湿布を毎日wwそしてテスト数学と社会が40点代\(^p^)/ (2014年10月20日 17時) (レス) id: 2f426c000f (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 私もテスト壊滅的ですよ?地理なんて絶対30点以下取りますから習ってるはずの英語も満点なんて取れそうにないし… (2014年10月20日 6時) (レス) id: 501caf2dfe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星衣 | 作成日時:2014年7月24日 9時

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