第二十八話 ページ28
「は?」
思わず聞き返すとリクオは先程とはうって変わって無表情で言った
「今認めましたよね?認めましたよね?」
ずいっと身体を前に押し出して問いかけてくるこいつに変わったところはない
……大丈夫なのか?
こくりと頷いてみるとそうですかとあっさり身を引いた
「そうですか、それでいいんです。これではっきりしました。ったく……狐様は何を考えていらっしゃるのか……大方嫌がらせでしょうか」
リクオが呆れたという風でごちた
というかこいつは羽衣狐のことを狐様って呼んでんのか
「余りにも出来すぎていますからおそらくは狐様の手の上で俺も貴方も踊らされていますよ。この場に俺がいることも想定済みでしょうね。近いうちに何かあるかもしれませんよ?」
まあ俺が知ったことではありませんがと事もなげに付け加えたこいつは何故か財布を着物の袖に入れた
財布を持つ理由は一つしかない
「……どっか行くのか?」
「……捨てられた犬みたいな表情止めてくれませんか?ショボーンって効果音と耳が見えてくるんですが……というか本屋に行くだけですよ。新刊が出てるんです。あと古本漁りたいですし。音楽だけじゃ暇なんですよ」
なんか心なしか目が輝いて見えるのは俺の気のせいではないだろう
まさかとは思うがこいつ……
「……ニジオタ?」
「誰がニジオタですって?俺は音楽と本が好きなだけでアニメはみてませんしグッズも集めてませんよ」
冗談半分で聞いてみたら本気の否定が帰ってきたためほっとする
いやニジオタだって別にいいと思うよ?
ただこう……親としては……なあ?
当の本人は腕を組んで息を吐いた
「全く……ニジオタ呼ばわりは流石に酷いですよ。せめて文学少年とでも言ってください。じゃあさっさと行きますよ」
「え?俺も行くのかい?」
「当たり前でしょう。ここら辺の地理は知りませんから案内して貰いたいんですよそんなことも察せられないんですねアホだから」
「だから罵倒するのをいい加減止めろよ!!」
さりげなく罵倒してきたリクオに俺は反射的に突っ込んだ
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緑雪 - ああ、私は見ました!!なんかあんま変わんない…? (2014年10月20日 21時) (レス) id: a7b78fc1d7 (このIDを非表示/違反報告)
レイニア(プロフ) - 桜さん» でも原作の改編さを改めて思い知らされそう…… (2014年10月5日 19時) (レス) id: 7ee5a4408b (このIDを非表示/違反報告)
レイニア(プロフ) - 桜さん» マジ!?よし見る!! (2014年10月5日 19時) (レス) id: 7ee5a4408b (このIDを非表示/違反報告)
桜 - アニマックスで6:30〜と20:00〜で千年魔京やってます。見れる方は是非見てください! (2014年10月5日 18時) (レス) id: 60fcf56535 (このIDを非表示/違反報告)
レイニア(プロフ) - 桜さん» そこは敢えて肯定するんだよ(*^▽^*)ニッコリ (2014年10月4日 9時) (レス) id: 7ee5a4408b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイニア | 作成日時:2014年4月21日 23時