【カゲプロ】やっぱり君が大好きだから＿＿。【カノ】リクエスト短編集

誕生日 ページ16

カノ目線



A「カノ、お誕生日おめでとう！！」


笑顔でそう言ってきたのは

僕の彼女でもあるA。


カノ「どうしたの…急に。」

A「どうしたのって…今日カノの誕生日じゃなかった？」


少し悲しそうに俯くAに

焦りを感じながら

アジトに吊るされたカレンダーを見ると

日付は5月10日。


カノ「今日僕の誕生日だったんだ…！」

朝から何か忘れているような気がしていたのは

このことだったのか。

自分の誕生日をわすれるなんて。


A「忘れてたの…？」

カノ「いや、えっと…まあ。」


曖昧に返しながら

気まずくなって視線を逸らした。


それでも視界にチラチラ入ってくるAに

可愛いって思ってしまう。


A「まぁいいや。はい、これ。」


と、Aが手渡してくれたのは

手作りらしきクッキーが入った綺麗な袋と

僕が読んでいる雑誌の最新刊。


カノ「くれるの？」

A「うん！何がいいか迷ったんだけどよく分からなくて……嫌だった…？」

カノ「Aから貰うものなら何だって嬉しいよ。ありがとう！」


Aは満足そうに微笑むと

僕の手を取った。


A「カノ、一緒に来て欲しい所があるの。」


カノ「えっ？ちょっ、A痛いって…。」


なんて悲痛の声をあげるも

Aは聞く耳なんてもたず

僕の手が取れそうな勢いで引っ張っていく。


でもまぁ、

僕と一緒に行きたいなんて、

嬉しかったりするんだけどね。



歩き続けること数十分。

見下ろしのいい丘の上に来た僕たちの前に広がっていたのは

ちょうど沈む夕日が映る湖。


こんな場所があったなんて知らなかったな。


A「この景色をみてほしくて。ちょっとしたサプライズっていうか…」

カノ「こんな綺麗な景色、Aと見れて嬉しいよ。」

A「…改めて、ハッピーバースデー、カノ！」



この景色も綺麗だけど

そのAの笑顔が可愛いって…。


カノ「一つだけ、お願いしていい？」

A「うん…？」

カノ「キスしてよ。Aから。」




*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*

中途半端にきりました。はい。

何ででしょう←


久しぶりの更新です！

メインで書いてた方が完結したのと

なんか思いついたので。カノの誕生日ネタ。

二つのシルエット→←新作出来ました

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す