【カゲプロ】やっぱり君が大好きだから＿＿。【カノ】リクエスト短編集

映画へ ページ11

カノ目線


二枚のチケットを取って

記された日付を確認する。


印刷された日付は今日。


僕はあの有名な映画、貞○に

Aを誘おうとしていた。



カノ「Aー！あのさ…」


ソファーで漫画を読んでいたAは

僕を見ると漫画を閉じた。


A「何？カノ。ちょうど今暇だったんだよねー。」



なんて微笑むAに

胸が高鳴る。



カノ「一緒に映画見に行かない？」

A「うん！行く行く！けど、なんの映画？」


カノ「それは行ってからのお楽しみで…。」


Aは目を輝かせて


A「準備してくるね！」


なんて言って自室に戻った。

Aってホラー苦手だったけ…。

でも夏といえばホラー、

ホラーといえば○子だよね。


じゃあ、Aが怖がってる姿見られるってことかな…？


僕が妄想に浸っていると

ドアが開く音がした。


案の定それはAの部屋のドアで

いつもよりおしゃれなAが出てきた。


レースがついたパステルカラーのワンピースで

髪には花の形の飾り。




A「ど、どうかな…？」


カノ「可愛いよ…？」


凄く可愛いのに

疑問形で返してしまったことを

少し後悔しながらAの手を引っ張った。


カノ「行こ？A。」

A「うん。映画なんて久しぶりだなー。」


声を弾ませてそう言ったA。

僕も映画なんて久しぶり。



太陽が照りつける中

僕たちは映画館へと向かった。

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