【オリジナル】EREMENT７ (ページ16)

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第２５７話　星の民ページ16

あ「え…えぇ…？
やっ山の上にあるんだよね？
天国に似てる…？
どういうこと…？」

トパーズ「あっあの…？」

あ「はっ…ごっごめん…
よっよくわからないけど…
普通の人じゃいけない特別な場所なんだね！」

トパーズ「そうですよ
さて…眠りから覚めさせることはできますが
クロウが眠らせた以上
自分で起こすと思いますよ」

あ「じゃあそれまでここに居ていい？
星がきれいだからアルファルなのかなとか思ってたんだ」

トパーズ「すごいですね！星を見ただけで分かるだなんて！」

あ「いや…うちはアルファル生まれだからね…」

トパーズ「あぁ…そうでしたか…」

あ「ねぇ、星の民って何か特別な力があったの？
こんな特別な場所に住んでるなんて…」

トパ「星の民は女性にだけ
星を見ることで、その人たちの動向
運命を見ることができるんです
といっても、個人差があって、女性だから
必ずしも見れるわけじゃないんです
力が強い人はより鮮明に見えるし
弱ければ、星を見ても、何も見えないときも…」

あ「難しいんだね…」

トパ「私はそんなに強い力はなくて
だけど、私は皆のように星の民として
力をつけたくて、本を見て勉強したんです」

あ「だから、こんなに山積みに…
勉強熱心だね…うちなんてすぐにパンクしちゃうよ」

トパ「好きなことなら、どんなに勉強することになっても
それが力として、より高みへ行けるのならそんなの苦じゃないですよ」

あ「へぇ…努力あるのみ…だね」

トパ「でも、星の民は私だけ…
あの人達に滅ぼされたんです」

あ「え…ふっ普通の人は来れないんじゃ…」

トパ「よくわからないんですが…
今思うと、魔力のせいかもしれませんね…
私は奇跡的に生き残って、彼らの動向を探るべく
スパイとして、彼らの仲間となり
ここで毎日、星を見ていたんです
今、見えるのは彼らが魔力を求めて、ホワイトフォレストに向かっているということ…」

あ「え！あそこは魔力が多いって聞いたから…
もしかしたら…！」

トパ「あと少しで、魔力は貯まります
きっと椿はホワイトフォレストに漂う魔力をサファイヤの部下でも連れて
貯めるんでしょうね…」

あ「じゃあ大量に森に…！
急がなきゃ…！でも…」

トパ「…クロウには申し訳ありませんが
今は一人でも戦力が必要なはず…
貴方を強制的に起こさせます
それと…私がここに来る前にサファイヤの動きを止めておきました
これで一人こちらは戦力が減りました」