10. 即決 ページ10
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この会社は、小さなオフィスビルの中にあるんだけれど、
「同じフロアが空いてなくて･･･」
と松本さんが言うとおり、執務室は5階に、会議室は8階にある。
引越し当初は、いずれ、どちらかのフロアに空きが出たら、
同じ階に集約したいと言っていたけれど、最近は慣れてきて、
5階に空きが出来た今も、このままでもいっか、って感じになってるんだって(笑)
そんなわけで、
まずは5階の共用スペースになる、給湯室、お手洗いなんかの場所を教えてもらうと、
エレベーターに乗って8階に上がり、会議室を案内してくれた。
それからまたエレベーターに乗ったんだけど、
「あれ？」
松本さんが押したのは、1階のボタンで、
「疲れたでしょう？ちょっと休憩しましょう。」
そう言って1階で降りると、
「天野さん、なにがいいですか？」
って言いながら、カフェの一角に座るよう、促した。
私は、いつも朝はソイラテかカプチーノを飲むことが多いので、
「じゃぁ、カプチーノを。」
と言うと、
自分用のコーヒーと私のカプチーノを持って席に戻ってきた。
お金を払おうとして、財布を持ってきていないことに気付いた私に、
「いいですよ。初日ということで、ごちそうさせてください。」
そう言って、また、あの癒し系の微笑みを私に向けてくれたから、
ここは素直に、
「ありがとうございます。いただきます。」
そう言って、ごちそうになることにした。
一息つくと、松本さんがおもむろに、櫻井部長の話を始めた。
「櫻井部長は･･･一見怖そうにしてますけど、あれにはちょっと理由があるんですよ。」
「･･･はぁ。」
「ま、それはおいおい分かると思うので、今はお話ししませんが、昨日、お二人が面談を終えて外に出られた間にね･･･」
松本さんは何かを思い出したのか、くすっと笑った後で、
「櫻井部長に、“さて、今回は、どうですか？”って聞いたんですよ。」
「はい･･･」
「そうしたらね･･･“いいんじゃない？”って･･･即決で(笑)」
「なんで笑ってるんですか？」
「だって･･･櫻井部長が即決するのって、ほとんどないんで。よっぽど天野さんに期待してるんだと思いますよ(笑)」
そう言われた瞬間、
昨日のあのニヤリと私を見た彼の顔を思い出して、
若干プレッシャーを感じた(苦笑)
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ゆん*(プロフ) - しょうこさん» 翔くんが部長だったら、1時間早く出社して、1時間と言わず何時間でも残業したいです（笑）楽しんでいただけているようで嬉しいです。ありがとうございます！さて、2章からちょいちょいかまってきますので、お楽しみに〜♪ (2014年2月14日 21時) (
レス) id: 6cd285a405 (このIDを非表示/違反報告)
しょうこ(プロフ) - ゆんさん、また翔さんのお話書いてくれてありがとうございますm(__)m やっぱり、ゆんさんのお話楽しいです(>_<) 翔さんとのラブラブも楽しみにしてます(^o^) 翔さんにお疲れ様って言われたい!! (2014年2月14日 13時) (レス) id: a3f7ff901d (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - アキさん» Jがゆっくりと、確実にグイグイ来ますよ〜！本当に、嵐さんは5人とも信じられないかっこよさですよね♪あんな人が会社にいたら、仕事になりませーん(>_<) (2014年2月13日 19時) (レス) id: 74b136e570 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - いやーん、何処に？潤君はいつでもどこでもモテます。いやいや、嵐みんなか、、、 (2014年2月13日 8時) (レス) id: ed9bf767fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん*
| 作成日時：2014年2月11日 15時
