28.知られたくなかったこと ページ28
ポッピー「Aさん??どうしてクロノスと?!」
正宗の横で無表情のまますっと立つAをCRのメンバーは驚きの目で見た。
正宗「紹介しよう。彼女は私の優秀な秘書だ。残念だが黎斗、お前の為の秘書では無い」
黎斗「何だと?」
正宗「Aは私の作ったバグスターでね。私の為に6年前から私がクロノスの力を手に入れる為に計画通り動いている」
大我「バグスター??しかも6年前から、、?!ゼロデイより前じゃねぇか!」
永夢「じゃぁクロノスもAさんも黎斗さんを利用してクロニクルを作らせてたのか!」
正宗「その通りだ。黎斗、お前は商品に過ぎない。私をクロノスにする為に踊らされていたのだよ。」
正宗の言葉を聞いた黎斗はAの方を向いて睨んだ。それは正宗を見るよりも憎しみに燃えた目でAを見た。
閉ざしたはずのAの感情に重い電流が走った。
消滅したはずの黎斗が目の前に現れ、自分の本当の姿と目的を知られてしまった。
Aは無感情の砦の中へ必死で逃げ込み、無表情のままで黎斗から目をそらした。
正宗「変身」
永夢・黎斗・大我・飛彩「変身!!」
A「変身」
ライダー達はクロノスに向かって行く。クロノスを援護するように変身したAはライダー達の間に割って入るが、デンジャラスゾンビにガシャコンスパローで横から射抜かれ、斜め後方へ飛ばされる。
空中で体制を立て直し、ひらりと着地したと同時にデンジャラスゾンビの蹴りが飛んで来た。
黎斗「私を騙していたのか!!!!!」
愛した女は自分を騙していたと言う事実を知った黎斗は怒り狂い、精彩を欠いた攻撃だった。
Aは黎斗の攻撃を軽く交わす。
黎斗「この私の気持ちをよくも!!!」
そう叫んでガシャコンソードを振りかざしたデンジャラスゾンビをAはビームガンで至近距離から撃ち抜き、変身解除された黎斗が地面に転がる。クロノスに敵うはずの無い他のライダー達も変身解除され、一旦退いた。
その夜、Aは自分のゲームエリアで膝を抱えてうなだれていた。心が震え、それは次第にAの指までも震えさせた。
やっと取り繕っていた無感情の自分は、黎斗の顔を見て簡単にガラガラと崩壊した。
また黎斗に会えたのに。
でもAの本当の目的が晒された今、黎斗が自分を愛しいと思う気持ちで見つめてくれることは二度とないのだ。
もう二度とこの身体を愛しく包んでくれることもない。
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大崎舞子(プロフ) - kojiさん» 最後までお読みいただきありがとうございます!大好きだなんて、、うれしいです!!大人セクシー路線の黎斗とグラファイト、お楽しみいただけて良かったです! (2018年6月12日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - Hyuiさん» 皆さんにご理解頂けるか謎過ぎたグラファイトとの関係ですが、ホッとしました! (2018年6月12日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - moon791さん» いつもコメントありがとうございます!とても励みになりました^_^書けば書くほどグラファイトを好きになって大変でした爆 またどうぞよろしくお願いします! (2018年6月12日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - 双羅さん» 最後までお読みいただきありがとうございました!こんな夢主ちゃんを受け入れてもらえるかちょっと不安だったのですが、ありがとうございます!貴利矢も大好きなので頑張ってみます! (2018年6月12日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
koji(プロフ) - お疲れ様でした!相変わらずの素敵な神とグラファイトにやられます。いつも楽しみで仕方ないです!大好きです!爆 又楽しみにしてます! (2018年6月12日 20時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おおさきまいこ | 作成日時:2018年5月17日 17時