20.転機 ページ20
自分でも驚く程淫らな声を上げて黎斗に抱かれた。
いつもは冷たく閉ざしていたAの感情の砦は簡単に崩壊した。
黎斗「A、、可愛い声だ。君のその声をもっと聞きたい」
黎斗にされるまま、身をよじっても逃れられず、黎斗の舌と指に甘い声を上げて堕ちて行く。
甘い息を吐き、もっと黎斗に自分を求めて欲しいと言う欲望が止まらなくなる。
黎斗も初めて見るAの乱れて行く姿に、欲しくてたまらなかったものを手中に収めた喜びで身も心も狂喜した。
黎斗「A、愛してる」
A「社長、、、私もです」
あんなに認めたく無かった自分の気持ちを、熱く見つめる黎斗の目を見ながら驚く程素直に口に出来る。
もう雨に濡れて冷えていた冷たさを忘れるくらい、お互いの身体と気持は熱くなり、夜の社長室で何度も求め合った。
素肌の黎斗の胸に抱かれ、愛し合った後の少し速い鼓動をAは目を閉じて聞いた。
愛されるという事はなんと心地良いのだろう。
愛しいと思う気持ちはどうしてこんなに甘く苦しいんだろう。
黎斗に全て愛された身体は火照ったまま。
甘く痺れた様に余韻の残る身体を黎斗に抱き寄せられたまま眠りに落ちて行くのが、この上ない幸せに感じた。
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黎斗「頃合いだな。もう私の計画を隠す必要もない。計画を次のステップに移す」
夜の社長室で窓から外を見ていたAに黎斗が後ろから声をかけた。
A「では社長がゲンムである事を仮面ライダー達に?」
黎斗「ああ。しかし衛生省が厄介だ。一旦アジトに身を隠して計画を進める」
A「分かりました。では私も、、」
ゆっくりと黎斗はAを後ろから抱きしめ頬寄せた。
黎斗「いや、君はこのまま幻夢に残れ。その方が都合が良い。君は何も知らないフリをしろ。」
A「分かりました」
ガラス窓に映る黎斗の顔が自分を抱きしめたまま黒い欲望を浮かべて笑うのを見た。
私もきっと狂っているんだろう。
この男のこんな顔も嫌いじゃないなんて。
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大我「本当にテメェは何も知らなかったのか?!」
A「申し訳ありません!」
ポッピー「大我やめて!Aさんだって檀黎斗がゲンムだって知ってショックなんだよ!」
飛彩「奴の潜伏先など心当たりはないか?」
A「目ぼしい所は全て調べましたが手掛かりはありません」
CRは黎斗の裏切りで混乱していた。
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大崎舞子(プロフ) - kojiさん» 最後までお読みいただきありがとうございます!大好きだなんて、、うれしいです!!大人セクシー路線の黎斗とグラファイト、お楽しみいただけて良かったです! (2018年6月12日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - Hyuiさん» 皆さんにご理解頂けるか謎過ぎたグラファイトとの関係ですが、ホッとしました! (2018年6月12日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - moon791さん» いつもコメントありがとうございます!とても励みになりました^_^書けば書くほどグラファイトを好きになって大変でした爆 またどうぞよろしくお願いします! (2018年6月12日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - 双羅さん» 最後までお読みいただきありがとうございました!こんな夢主ちゃんを受け入れてもらえるかちょっと不安だったのですが、ありがとうございます!貴利矢も大好きなので頑張ってみます! (2018年6月12日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
koji(プロフ) - お疲れ様でした!相変わらずの素敵な神とグラファイトにやられます。いつも楽しみで仕方ないです!大好きです!爆 又楽しみにしてます! (2018年6月12日 20時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おおさきまいこ | 作成日時:2018年5月17日 17時