32.私を潰しに ページ32
グラファイトに気持ちを吐露した事に後悔はしていない。
自分が黎斗を愛しているのはどんなに心に蓋をしても消すことの出来ない程強い気持ちだった。
しかし、黎斗は裏切った自分を憎んでいる。
5年間も騙していた自分が今更愛だけは嘘ではないと言ったところで信じてもらえるとも思えなかった。
でも、クロノスを裏切る勇気もない。
目の前でラブリカが消されるところを見て恐怖を感じた。
黎斗に会いたい。
でも会えたとしてもその目は自分を憎しみを込めて見るだけだ。
A「クロノスを裏切る勇気もない、ゲンムに会いに行く勇気もない、、、」
Aはため息をつきながら海岸沿いを歩く。
勝手に街へ出て行ったモータスを探そうとしていた途中だったのだ。
投げやりな気分にモータスが見つからなくてもどうでもよくなって来ていたが、しばらく歩くと多くのライドプレイヤーに囲まれているモータスを見つけた。
あまり頭の良くないモータスは分が悪そうだ。
A「もう、何をやってるの?!変身!!」
Aは変身するとモータスを救助に跳んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ニコ「大我!!モータスの目撃情報!」
大我「よし、行くぞ!」
午後のCRにはニコと大我と黎斗しか居なかった。
勢いよく立ち上がった2人には目もくれず黎斗はPCを見つめたまま。
ニコ「しかもなになに、、、新種の女のバグスターも一緒にいる、、?、、あ!まさかあのAのことじゃない?」
その声に黎斗のキーボードを打つ指が止まりゆっくり顔を上げた。
黎斗「私も行こう。」
ニコ「え?マジ?」
黎斗「Aは父によって生み出された不正なバグスターだ。私が削除する!」
大我「って言うか個人的な恨みだろ?」
黎斗「この私を欺いた罰だ!」
ニコ「勝手にしたら?」
大我「いや、Aはクロノスに味方してるバグスターだ。ぶっ潰す!」
ーーーーーーーーーーー
Aが一瞬でライドプレイヤー達を追い払った時、後ろから更に声がした。
「モータス!覚悟しろ!」
振り返るとニコが変身しながら突っ込んで来た。
そしてその後ろからはスナイプとゲンムが走って来る。
ニコはAに目もくれずモータスを攻撃する。
大我「初級バグスターのモータスならお前一人で楽勝だろ?」
ニコ「うん、あたし一人で充分だよ!」
大我「じゃぁ、お前の相手は俺とゲンムだ。」
黎斗「A、私を裏切った罰だ!」
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大崎舞子(プロフ) - kojiさん» 最後までお読みいただきありがとうございます!大好きだなんて、、うれしいです!!大人セクシー路線の黎斗とグラファイト、お楽しみいただけて良かったです! (2018年6月12日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - Hyuiさん» 皆さんにご理解頂けるか謎過ぎたグラファイトとの関係ですが、ホッとしました! (2018年6月12日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - moon791さん» いつもコメントありがとうございます!とても励みになりました^_^書けば書くほどグラファイトを好きになって大変でした爆 またどうぞよろしくお願いします! (2018年6月12日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - 双羅さん» 最後までお読みいただきありがとうございました!こんな夢主ちゃんを受け入れてもらえるかちょっと不安だったのですが、ありがとうございます!貴利矢も大好きなので頑張ってみます! (2018年6月12日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
koji(プロフ) - お疲れ様でした!相変わらずの素敵な神とグラファイトにやられます。いつも楽しみで仕方ないです!大好きです!爆 又楽しみにしてます! (2018年6月12日 20時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おおさきまいこ | 作成日時:2018年5月17日 17時