月下の桜姫、開花 ページ8
実況の言うことに、観客のみならずその場にいた全員が驚きの声を上げた。
『月城麗！我々が月城奏と言っていた彼女は日本女子サッカーを世界一へ
押し上げた伝説のオールラウンドプレイヤー！月下の桜姫・月城麗が
フィールドに咲きかえってきた―！』
麗「・・・またこうしてサッカーできるなんて。嬉しいわ。
さぁ、私もサッカーやりますよ！」
満面の笑みで彼女はフィールドにいた全選手に宣言した。
アルトゥール(以降「アル」)「ふっ、まさか君に会えるとは！
嬉しい限りさ！」
麗「ええ・・・私も嬉しくて溜まりません！」
攻めてきたアルトゥールを軽くかわし、前線へ飛び出した。
しかし日本は驚きのあまり止まっていたためまだこっちにいなかった。
麗「・・・決めて見せます！」
ボールを勢いよく上へ蹴り飛ばし、自身も飛び上がる。
腕を一回転させると、ボールの周りに黒い桜が纏う。
彼女も空中でバク転し、その勢いでボールを蹴り飛ばす。
麗「黒夜叉桜！！」
そのボールは蛇のようにうねり予測のしずらい弧を描く。
「マカロニスパ・・・ぐわぁっっ！」
『ゴール！日本、月城決めましたー！月下の桜姫、完全復活です！！』
ついに日本は3対3で追いついたのだ。
麗「やった・・・」
野「さぁ、行こう！」
稲「うおぉぉぉぉっ！灰崎！」
灰「シャーク・ザ・ディープ！」
「マカロニスパゲッティ・ソース増量！」
一度はそのボールを弾いたものの、水神矢がスライディングで入れた。
アル「なにッ」
ブラジルはボールを蹴り出したものの、試合終了を告げるホイッスルが鳴る。
両チームとも芝生の上に座り込んで疲れを見せていた。
趙「では皆さん。帰ったらミーティングルームに集合してください。
其処で麗さんから話していただきましょう」
麗「はい。分かりました」
―ミーティングルームー
趙「では今明かされる月城麗さんの過去！」
麗「そんな盛り上げなくていいですから・・・
さて、気を取り直して。皆さん初めまして。月城麗です。」
野「何故君は奏と名乗っていたんだい？」
麗「それは私と奏の両親が暗示をかけたからです」
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ウララ(プロフ) - 初めまして！ウララと申します。この作品を読んでくださりありがとうございます。一日で続編に20hit以上！嬉しい限り！さて、ついに奏ちゃんと麗ちゃんの過去をかくことが出来ました・・・。めっちゃ楽しかったです。読んでくださった皆様、ありがとうございます！！ (2021年2月21日 5時) (
レス) id: ecd73fb054 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウララ | 作成日時：2021年2月21日 1時
