愛の"間"(夢主ちゃん)後編 ページ15
綺麗に透き通っていた翡翠色の瞳は、曇りがかった虚ろな色に変わってしまっていて、なんとも情けない私の姿を余すこともなく映していた。
真っ黒な影は私と同じぐらいの背丈のはずなのに、いつもより彼が大きく見える。男の子だから当たり前で...私が意識してなかっただけだ。
........怖い。どうして、こんなことを。
浮かぶのは疑問符だけで、
___ただ月永先輩が怖くて声すら出ない。
「な......なにを___
"逃げろ"と本能が警告しているが、身体に力さえも入らない。
慣れた手つきで制服のボタンを外され白い肌まで晒されて、月永先輩の手によって徐々に、乱されていく。
そして。息がかかるぐらいにその綺麗な顔を私に近づけて、その唇を首筋に触れさせた。
「__ぁ...。」
ピリッとした痛みが走り、紅い華が咲く。
「ゃ、め.....」
一回だけじゃなくて、何度も。
そこにいるのは本当に月永先輩なの......?
こんな、月永先輩は知らない。知りたくない。
____ただ怖くて声すら出ない。
その感触はその快楽は、心地良くて気持ち良いと思ってしまった。
どうしてか何故か、もどかしい。こんなのおかしいのに、
____もう我慢できない。身体が熱くて、耐えられない。
「どうしたんだ?ちゃんと言ってくれないと、おれにはわからないぞ?」
彼の思い通りだったのかどこか笑みを深くして私を覗きこむが、そんなこと気にならなかった。
「__れ、おさん。お願い、私の唇にして、」
「.....っ...!!」
___その瞬間、
ふにゃと柔らかい口があてられ、触れ合った唇が離れないようにがしっと後頭部を抑えられて。初めての感覚から逃れようにも強く抱かれて私に拒否権なんてなかった。
レオさんの長いキスに酸素を求めて口を開ければ狙っていたかのように舌がすんなりと入り込んできて、そのまま呼吸もままならず中まで深く掻き乱される。
____あぁ私、とても満たされてる.....。
頭が真っ白になったら最後、何かが壊れた音が鈍く響いた。
愛の"路"(夢主ちゃん)前編→←愛の"間"(月永 レオ)前編
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さも(プロフ) - 純さん» 純さんこんばんは!わざわざ見ていただきありがとうございますm(_ _)mお手数お掛けしますがどうぞよろしくお願いいたします。 (2020年3月13日 19時) (レス) id: 449220bc32 (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - 作者からみました。OKです。ゆっくり更新で構わないので、よろしくお願いいたします (2020年3月13日 17時) (レス) id: 8d45cf93a3 (このIDを非表示/違反報告)
さも(プロフ) - みっきーさん» みっきーさんはじめまして、リクエストいただき本当にありがとうございます!凛月くん了解致しました!依存度までの記載までありがとうございます。ぜひ書かせていただけたらと思います完成までお待ちいただけましたら幸いです。 (2020年3月12日 21時) (レス) id: 449220bc32 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - すいません…リクエストよろしいでしょうか?朔間凛月くんとで共依存の関係で書いていただけないでしょうか…?度合いとしては学校でも常時密着していて本人達はそれを全く変に思わないレベルの依存度が好きです…!! (2020年3月12日 1時) (レス) id: bd5bbfc6ff (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - はい!もうほんとたくさんあってすみません、、、楽しみにまってますね!! (2020年2月19日 16時) (レス) id: 8d45cf93a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さも | 作成日時:2019年1月27日 9時