第五話 ページ7
結局あの後、Aちゃんは休み時間になる度に教室から出て行ってしまっていたから、話すことができなかった。
特に話題があるわけではないけど、話していると楽しい。彼女のことをもっと知りたくなってくる。
まあ単純に彼女に興味があるっていうことなんだけど...
それにしても、
みか「Aちゃん、どこ行ったんやろ....」
入っている部活も知らないし、そもそも入っているのかどうかも分からない。
もう帰ってしまっただろうか...。
でもまた明日、朝早く屋上に行ったら会えるかもしれない。
明日に期待しておこう。
今日は手芸部の活動がある。
お師さんを待たせないように急いで行かないと！
おれは活動場所に急いで向かおうとした。
...向こうから、歌が聞こえる。
誰かレッスンしているのだろうか？
聞いたことがない歌だけど、気になる。
.......ちょっとなら、覗いても大丈夫なはず...
好奇心が勝って、少しのぞいてみた。
そこには＿＿＿＿＿
彼女がいた。
A「〜〜...♪〜♪」
みか(歌ってる...よく聞こえないけど、所々かすれてる...？大丈夫かな？)
A「〜〜っ””！かはっ、」
みか「！？Aちゃん！？」
A「かはっ、...え、みか...！？え...み、見てた...？」
みか「んあぁ、ごめんなぁ、つい...」
A「...まあいいけど。下手だったでしょ？かすれてたし。」
みか「...いや、あんまよく聞こえなかったんやけど、綺麗やったと思うわ。
聞こえたところはごっつ綺麗な声しとった！」
A「.........。そう、」
そのあと小さな声でありがとう、と聞こえた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
A「...そういえば」
みか「？」
Aちゃんに飴ちゃんをあげると彼女は急に声を出した。
半ばびっくりしながら首をかしげると、彼女に聞かれた。
A「...もしかしてここでレッスンとかする感じ？
そうだったら私、退くけど...」
みか「...んああ！忘れとったわぁ！これから部活だったんよ！
ここ使うわけやないから退かなくても大丈夫やで！
じゃあAちゃん、また明日！」
A「...うん。」
そうしておれはすぐにレッスン室を去った。
去り際に、彼女が少し暗い顔をしていたように見えたけれど...気のせいだろろか？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あろめサブ管理(プロフ) - あああさんありがとうございます！ (6月28日 22時) (
レス) id: a3d9f48988 (このIDを非表示/違反報告)
あああ - 面白かったです。 (5月11日 16時) (レス) @page6 id: b45fbe4c80 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あろめ x他1人 | 作成日時：2023年4月24日 18時
