暗闇に手を伸ばす【影片みか】 (ページ16)

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第十二話ページ16

凛月「そういや俺たちっていつ会ったんだっけ」

A「えー...いつだっけ....去年か今年の3月とか4月とか？」

凛月「確か、そんな感じだったよね。通学路一緒で、学校まで一緒だったからびっくりした記憶ある...」

A「ね。まさか今クラスまで一緒だとは...」

凛月「不思議だよねぇ」

真緒「おーい、凛月！今日のところはもう帰れるぞー！」

凛月「あっ、ま～くん！」

真緒「じゃあA、また明日な！」

A「うん、また明日～」

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そしてあの二人が先に帰ったので、一人になった。

一人は好きなだけぼーっとしていられるのが好きだ。

まあ朝の屋上が一番落ち着くのだが。

一人でいろんなことを考えて、もやもやしているのを捨てる。

それがストレス解消になっていいなぁと思う。

...そういや最近、また部活行ってなかった。

でも今日はもう疲れたし帰ってしまおう((

そうして下駄箱まで来たところで、誰かに呼びかけられた。

(？)「Aさん。少しお話があるのですが大丈夫でしょうか。」

A「え...今から、ですか？椚先生」

椚「明日でもいいのですが、できるだけ今日のうちにお知らせしておいたほうがいいことなのですよ」

A「そうなんですか。じゃあ、今聞きます」

椚「はい。...あなたは女性アイドルのテストケースですよね。」

A「そうでしたっけ」

椚「全く、どうして忘れているのですか...まあ、そのことについてのお知らせなのですが。」

「明日から、アイドルのレッスンが開始します」

A「え...」