暗闇に手を伸ばす【影片みか】 (ページ15)

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第十一話ページ15

ガラガラッ

A「.......」

昨日は倒れてからちょっとフラフラしてたけど、寝たらすぐに治った。

ということで今まさに登校したばっかりである。

「大事を取って休め」とか言われそうだけど、元気なのでまあいいでしょう。(？)

みか「んあ....？あっ、Aちゃん...！！」

A「あ、みか...おはよ」

話したのいつ振りだっけ。

いや、そんな経ってなかったわ。

みか「お、おはようさん.....っていうか、Aちゃん、倒れたって聞いたんやけど...！？大丈夫なん！？」

A「大丈夫だけど...なんで知ってるの？」

みか「凛月くんから聞いたんよ....休んだりしなくても大丈夫なん？」

A「うん。たぶん大丈夫。」

ありがとう、心配してくれて

と言おうとする前にチャイムが鳴ってしまったので、少しすっきりしないがそのままHRが始まった。

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凛月「あ”ーーーーー.....ま～くん不足....」

あれからしばらくたって、放課後(早い)

突然隣の席の凛月が喋りだすのでちょっとビビった。

A「連れてきて～とか言わないよね？」

凛月「言いたいけど言えないよ。今ま～くんはめちゃくちゃ忙しいし～。」

そうだった。真緒は生徒会だった。

A「今日も一緒に来てたし、ほんと仲いいよね。」
　

私が凛月と真緒に出会ったのはとある日の通学中である。
なぜか道も学校も同じで、「なんなんだこの人は」ってお互い思ってた気がする。

A「ていうかま～くん不足って...付き合ってんのかお前らは」

凛月「当たり前じゃん」

A「嘘つけ」