夢を見るから明日は来る。 ページ22
｢久しぶりだね！A！｣
｢馬鹿うるさい！！｣
｢相変わらず僕に対してだけ冷たいよね...！！｣
一年時金星杯でユニットを組んでそこそこの仲の良い親しい友人関係に当たる巴日和は二年ではAと別のクラスになり、接触する機会がなかった。
しかしある時Aから突然のお誘いを受けて、丁度フラフラしていた日和はこの上ないAの頼みだからと快く返事をした
｢凪砂くんも誘われていたんだね！｣
｢日和くんも...?ていうことは斑くんもいるのかな？｣
｢あー...斑は留学で忙しいからと断られたわ。
まぁそれは仕方ないとして、二人は本当に平気なの？｣
Aが最終確認と腕を組んでそう訊ねると二人は愛想のいい笑顔を浮かべて首を縦に振った
｢Aの頼みだからね。僕達でよければ貢献させてほしいな｣
｢うんうん！Aと凪砂くんとユニットを結成できるなんて僕は幸せ者だね！｣
｢そんな二人とも軽く...｣
金星杯の少し前あたりから入念に練っていた計画。
今まで他所の先輩達からユニットに誘われることはあったがそれを全部断っていた。理由としてはただたんに向上心のない人間とユニットを組みたくないだけだったが、単純にソロユニットとして活動したかったというのもある。
｢なのにドリフェス？だっけ。アイドル成績がかかってるそのライブの出場権利は二人以上だなんて...まぁ日和も凪砂も、私が認める程度には実力もあるしね｣
｢君はそう何で上から目線なの？僕ら以外に友達いないよね？｣
｢日和くん、またそんなこと言うとAが...｣
｢日和、結成したらレッスンで乾上がるほどシゴいてあげる｣
｢魔女！！！！｣
日和はキャンキャン騒ぐもAは手馴れたように｢はいはい｣とあしらう。
｢____それはそうと、ユニット名とかは決まってるの？｣
凪砂がそう訊ねると一時置いて｢あー...｣と声を洩らすA
｢特に決まってはないけど...何かいいのあったりする？私はわりと何でもいいけど｣
｢決まってないの？なら_____｣
特に物語ない。ただ1年のとき同じライブでステージに立っただけ。3人ともユニットにも入ってなかったし特に特別な理由もない利害の一致の暇潰しで組んだはずのユニットだった
少なくとも、Aにとってはそうだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 498人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくさくぱんだ(プロフ) - 更新を心待ちにしています！ (2022年4月9日 19時) (
レス) @page39 id: 27ed53f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
かみなき主(プロフ) - 何回も読み返してます！ いつか気が向いた時にでも良いのでぜひ続きを書いて欲しいです！ (2020年6月11日 16時) (レス) id: 8084408f37 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 面白いです!更新待ってます! (2019年12月31日 22時) (レス) id: 567a821487 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき姫2(プロフ) - ４話(？)を見て思ったんですけど、なんで奏汰が昔髪が長かったのを知ってたんですか？ (2019年4月3日 14時) (レス) id: 618aafe19a (このIDを非表示/違反報告)
フルール・ド・リスしんどい(プロフ) - 悠凪さん» そちらも見ていただいてありがとうございます...！！とても感激です！！！今日常生活でとても忙しくどちらも更新できない状況ですがこれからも頑張りたいと思います！コメントありがとうございます^^* (2017年12月10日 13時) (レス) id: d45fe086f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：フルール・ド・リスしんどい | 作成日時：2017年11月14日 2時
