正義の歌/2 ページ34
学院のAV室。別名、流星隊の基地。さらに別名、私の暇つぶし場所。あれ、似たような紹介、前にもしたような。
ともかく、その部屋で私は長テーブルを挟んで向かいに流星隊の夫婦ーーーごめんってば、夫婦みたいに仲がいいっていいたかったの。そんな守沢先輩と深海先輩と、「お話をする」ということになっていた。深海先輩はどこからわいたんだ。気づいたらいたけど。
あと、お話とかいいながら尋問だからね。生徒会ほどではないけど、二人も立派な有力の3年生だからね。生半可な嘘は、通じないだろう。
でも、私はあんず先輩のために騙しきらなくちゃいけない。
「単刀直入に、聞こう」
守沢先輩が、まっすぐ私を見た。やめて、そんな目で見ないでもりちあ先輩！
「椎名をいじめているというのは……俺たちのことが嫌いだというのは、本当なのか？」
正義の味方として、いじめは見過ごせん。そう言った守沢先輩は、一ミリもブレないヒーローだった。私が当事者じゃなかったら、間違いなく拍手してた。
「ちあきは……ぼくたちは、Aのいったことをしんじます。だから、しょうじきにこたえてください」
深海先輩が、薄く微笑みながら言う。やっぱり、瀬名先輩の言った通りだ。
『いい、A？』
突然、前日の、瀬名先輩の声が蘇る。あ、蘇るっていい方瀬名先輩死んだみたいになるね。さーせん。
『なにがあっても、「自分がやった」って認めちゃ駄目。でも、否定するのも駄目。疑いの目を向けてもらいたいなら、あの正義バカを怒らせな』
守沢先輩を、怒らせる。
……いや、無理でしょ。
私が「もりちあ先輩さしいれでーす！」って頭からスポドリぶちまけたときも笑って「はっはっは、元気がいいな！」って撫でてくれるような人だよ？私怒ったところみたことないからね？？逆に瀬名先輩はあるの？？？
「……A？」
もんもんと悩んでいた私の顔を、覗きこむようにして守沢先輩が見てきた。あっ、やばいやばい。真顔を保って、私。目指すはあめいじんぐ先輩だよ。心は鬼に！！
「…私は」
顔をあげた私に、二人の視線が集まった。
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紅茶が凍っちゃった - 今28話なんですけど、アスターの花言葉に信じる恋っていうのがあって死ぬかと思いました… (2022年12月30日 12時) (
レス) @page28 id: 4e52f11739 (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - まだ途中ですが、leaderと草食べるのところで盛大に笑ってしまいましたwww最高ですもう、アメイジングさらっと言っちゃう主人公ちゃんも面白いですwww (2017年8月14日 2時) (レス) id: 9cb245a304 (このIDを非表示/違反報告)
もっちり兎(プロフ) - チベットスナギツネで検索かけてしばらく爆笑してました。面白くて、大好きです！(この小説がです！) (2017年6月12日 22時) (レス) id: e54c16753f (このIDを非表示/違反報告)
まめだいふくもち(プロフ) - 匿名さん» ご指摘、誠にありがとうございます。つきましては、お手数をおかけしますが改悪だと感じられる箇所をお教えいただけると変更しやすいので、お教えくださると幸いです。 (2017年6月10日 21時) (レス) id: 8f73a5bd97 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 二次創作の裏切りはキャラの改悪につながり、原作のイメージダウンとなりうる可能性があります。なので作品のパスワード保護、または改悪部分の変更、又は作品の削除をお勧めします (2017年6月10日 19時) (レス) id: 41b9136f09 (このIDを非表示/違反報告)
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