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噂/3(side創) ページ14

「それで、に〜ちゃんに聞きたくて。に〜ちゃんは、屋上の事件のとき、近くにいたんですよね?」

に〜ちゃんは、重苦しい顔をしていた。唇を噛んで、ぎゅっと拳を握る。


「……そうだな。お前たちに、話さなくちゃいけないことがある。……辛いだろうけど、に〜ちゃんからのお願いだ。





今後しばらく、Aには関わらないようにしてくれ」

「「「…………え?」」」

友也くん、光くん、ぼくの声が重なる。すかさず、光くんが反論した。

「なんでなんだぜっ、に〜ちゃん!まだ、Aが犯人だって決まったわけじゃないんだぜ!」

「そうですよ、に〜ちゃん。俺たちは本人にも会ってないのに、そんなの納得がいくわけ……」

「三年が」

に〜ちゃんは、うつむいたまま切り出した。

「朝、ライブのリハーサル中に舞台に立てかけておいた機材が倒れてきてケガをしたらしい。幸い軽傷だったんだけど………そのとき、近くを走りさるAの姿を見た人がいるって」

「は……?」

「おれも、Aはそんなことしてないって、信じたい。けどな、実際ケガ人も二人出てる。これから、被害が拡大するかもしれない。だから、念には念をおしたいんだ。お前らになにかあったら、おれは悲しいから」


……そんなに〜ちゃんが、一番くるしそうでした。に〜ちゃんは、Aさんのことを妹みたいに可愛がってましたから。

「……了解しました」

「わかったんだぜ……」

しょんぼりした様子で、二人が言う。友也くんは、「変態仮面みたいな匂いがする」なんていいながらも、Aさんをしたっていて。光くんは同じクラスで、良く一緒にふざけてましたね。

ぼくも、Aさんと……お茶を飲んだり、探検したりして。おかしな人だったけど、大好きだったんです。

だから。

(ごめんなさい、に〜ちゃん)

中庭で出会ったAさんに、ぼくは直接本心を聞いた。


でも、Aさんから返ってきたのは一言だけ。



“創くんには、関係ないよね”



その冷たい言葉が、彼女が去ってからも頭から離れなくて。

どうして、という嗚咽が、口から零れた。

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紅茶が凍っちゃった - 今28話なんですけど、アスターの花言葉に信じる恋っていうのがあって死ぬかと思いました… (2022年12月30日 12時) (レス) @page28 id: 4e52f11739 (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - まだ途中ですが、leaderと草食べるのところで盛大に笑ってしまいましたwww最高ですもう、アメイジングさらっと言っちゃう主人公ちゃんも面白いですwww (2017年8月14日 2時) (レス) id: 9cb245a304 (このIDを非表示/違反報告)
もっちり兎(プロフ) - チベットスナギツネで検索かけてしばらく爆笑してました。面白くて、大好きです!(この小説がです!) (2017年6月12日 22時) (レス) id: e54c16753f (このIDを非表示/違反報告)
まめだいふくもち(プロフ) - 匿名さん» ご指摘、誠にありがとうございます。つきましては、お手数をおかけしますが改悪だと感じられる箇所をお教えいただけると変更しやすいので、お教えくださると幸いです。 (2017年6月10日 21時) (レス) id: 8f73a5bd97 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 二次創作の裏切りはキャラの改悪につながり、原作のイメージダウンとなりうる可能性があります。なので作品のパスワード保護、または改悪部分の変更、又は作品の削除をお勧めします (2017年6月10日 19時) (レス) id: 41b9136f09 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まめだいふくもち | 作者ホームページ:http://ない  
作成日時:2016年6月17日 0時

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