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「ちょっと待って？
どの辺りで俺の目が悪い話になったの？」
「俺も明星が珍しく正しいこと言ってると思って聞いてたんだが…Aは女の子だろう？」
ここでほけ先輩がばる先輩のフォローに入る。
…フォローに入ったと見せかけて貶してるのでは…？
「…いやいや、女の子なのは間違いないですよ？
でもですね…可愛い、っていうのはあんず先輩やまお先輩みたいな人のことを言うんです！」
「あんずはどっちかって言うと綺麗系だよね」
「うん。ちょっと待て、俺があんずと並べられるのはおかしくないか？」
「おかしくないです！まお先輩は可愛いの権化なので」
「「可愛いの権化」」
私の言葉を繰り返して、ふふふって笑ってるアホコンビ先輩は放置しますね？
「…いいかA。思い出せ。この間おまえとショッピングモールでたまたま会った時のことを」
「この間…はい！」
〜回想〜
そう、あの日は1人で衣装用の布を見に行ってて、私はまお先輩に会った。
まお先輩の私服が、とても、すごく、ほんとに、可愛いしかっこよくて、見惚れましたよね。
そんなまお先輩の笑顔が私に向けられたんです。
そんなのもう、私、死にますよ？キュン死ですよ？
結局、俺もちょっとブラブラしてただけだから、なんて私の荷物奪って、一緒に買い物…いえ、あれはもうデートですよね！？
ええ、デートです。きっと。
私がデートだと思えば、あれはデートになるはずです。
隣を歩くのが申し訳ないくらいかっこよくて可愛いまお先輩と一緒に布や小物を選んで、すっごく楽しかったなぁ……。
〜回想終わり〜
「わたし…まお先輩とデートしまし「違う、そうじゃなくて。俺が思い出して欲しいのは、俺がAと会った原因だよ」
「…あっ、あー！まお先輩に心奪われたのですっかり忘れてました！はいっ！なんか、知らないおにいさんに『お茶しない？』って誘われまして…あんなことするの紅茶部の人たちだけだと思ってました！
知らない人だとちょっと怖かったですね…あ、やだ、思い出したら怖くなってきました…」
「…あのね、Aちゃん？
世間ではそれをナンパと呼びます」
諭すように優しく言ってくれるまこ先輩。
「…ナンパ…え、あれナンパだったんですか？」
「「「完全にナンパです」」」
「ここまではいいな？」
「はい」
「あの時、俺が助けなかったら、Aは抵抗出来ましたか？」
「…い、いいえ」
「これでもまだ、1人で帰るって言いますか？」
「……いいえ…」
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えびみりん焼き(プロフ) - 月兎さん» 気づくのめっちゃ遅れてしまった…！！感想ありがとうございます！！元気貰っちゃったのでこれからも頑張ろうと思います！！早くくっつけ〜って思ってるのは実は私もだったり……(？) (2020年3月6日 9時) (
レス) id: f1f0e010d5 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 衣更くんと元気いっぱいな主人公さんがとっても可愛いです。はやくくっついてよと一々思います。可愛くて面白いです。更新頑張ってくださいね。 (2020年1月3日 13時) (レス) id: fdb5669a18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えびみりん焼き | 作成日時：2019年6月20日 11時
