遠キョリ恋愛２【五条悟】

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知りたいことはたくさんある。





『ずっと気になってたんだよね、サングラス外した五条くんはどんな感じなんだろうって！』

「は？」





拍子抜けしたような五条くん。

隙間からちょっとだけ見えることはあってもまだ正面からその素顔を見たことがない。怒らせたかと思ったけど、すぐに五条くんは「１番に知りたいことがそれかよ」と笑いだした。





「なんかAって感じする」

『だっダメかな？』

「いいけど、俺の顔見たら惚れるよー？」





にやりと口角を上げて私の顔を覗き込む五条くん。どこからそんな自信が！？と思ったけどイケメンだから仕方ないか。きっと今までもその素顔にたくさんの女の子が惚れてきたんだと思う。





五条くんの手によって外されたサングラス。空のように青く澄んだ瞳がまっすぐ向けられて、息を呑んだ。





『かっ…こいい……』





思わず本音が零れると、五条くんはまた笑った。その顔は、何かを吹っ切れたようにも見える。





「ほら、だから言ったじゃん」

『まだ惚れてないよ！？』

「そ？でもAだし、時間の問題っしょ」

『なっ何が？どういうこと？』





五条くんの手が私の髪を一瞬するりと撫でた。突然のことに驚いて固まってしまう。





「また好きにさせるってこと」





そう言って私の顔を覗き込む五条くん。自信たっぷりのその顔は、まるで私が五条くんを好きになるとわかっているような。





『ごっ…ごご五条くん』





そんな顔でそんなこと言われたらドキドキするし意識しちゃうじゃん！！五条くんレベルのイケメン耐性はゼロなんだけど！！



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