237話です ページ14
「ユキユキ！！これに願い事を書いて！」
ようやく体が元のサイズに戻り数日が経ったとある7月上旬のこと。
風紀委員会の根城である応接室にて書類を片していると、綾が目を輝かせながら校内の見回りから戻ってきた。その手にはどこで手に入れたのか短冊のような紙を持って。
いきなりのことで眉を寄せ、何故？と問いかけると彼女はよくぞ聞いてくれましたとばかり目を輝かせた。
「何故ってそんなの決まってるでしょ！今日は年に一度の七夕だよ！！」
ふとカレンダーをみれば確かに今日の日付は7月7日。綾の言う通り七夕の日だった。
「……この天気だと天の川が見えそうですね」
「うん。そうだね！楽しみ〜〜〜……じゃなくて！！いいから短冊にお願い事を書いて！！」
「何故そこまでお願い事を書かせようとするんです？」
「決まってんじゃん！！リボーン君に頼まれたからさ」
えっへんと胸を張る綾に私は小さく息を吐く。
私の推測ならその短冊は見回りの途中でリボーン先生から貰ったものだろう。
にしてもリボーン先生絡みか。今度は何を企んでいるのやら。
「そうですか」
「ってそれだけ！？」
「それだけ、とは？」
「え、あ、いやほら！他になんかないの！？？何を頼まれたのーとかその短冊はどこで手に入れたのーとか！！」
「残念ながらないですね。興味ないので……」
というか関わりたくない。切実に。
「そ、そんなぁ！！折角の七夕なんだよ！こーゆー夏のイベントは乗っかって吉なんだよぉ！」
「知りませんよ。それに今、私は恭弥さんに頼まれて書類を片してるんです」
邪魔しないで、と遠回しに言ってみるが彼女は聞こえないフリをした後に頬を膨らませ口を尖らせた。
「昼食を食べてからここ三時間ぐらいずっと応接室にいるじゃん。缶詰状態じゃん。ユキ、やにならないの」
「5分くらい休憩してますし」
「一時間の中ででしょ？それ休憩って言わないと思うんだけど……気分転換したいと思わないの？」
「特には。つか貴女はサボりすぎなんですよ。少しは真面目に外の見回りに行っている恭弥さんやお茶の準備をしてる草壁さんの……」
「あーあー聞こえなーい。聞こえなーい」
そう。恭弥さんは町へ見回りに行っているため不在なのだ。恭弥さんの右腕である草壁さんは給湯室でお茶の準備をしているのでここにはいない。
つまり今、応接にいるのは私と綾の二人だけ。
二人がいないことにしめしめと思って声をかけてきたんだと思うが今回は譲らない。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
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西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
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夜野兎(プロフ) - あーさん» まじですか笑笑。なんとなくで思いついたものを詰め込んでみたらこうなりました！！コメントありがとうございます！！ (2017年11月23日 15時) (
レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
あー - 表紙絵がうけますwww (2017年11月23日 10時) (レス) id: 39cc4c9138 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - にゃーさんさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2017年11月12日 9時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
にゃーさん - 面白いです。
更新頑張ってください。 (2017年11月12日 1時) (携帯から) (レス) id: bef68917c1 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 扇華→さん» コメントありがとうございます！！頑張って更新したいと思います！！ (2017年11月9日 8時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜野兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年11月9日 0時
