236話です ページ13
「だってあの時、貴女拘束を緩めていたでしょう?」
でなければ子供の体であるユキが綾の腕の中から抜け出せるはずがない。それに子供といえど自身が愛用してる武器など見せない。なんせ悪戯で怪我をするリスクがあるのだ。
だというのに綾は彼女にトンファーを見せ、剰え無用心にもその武器を触らせた。ユキがそのトンファーで敵を退治することを読んでいたのだろう。
「あーそこで気付いちゃったのか……だって気になるじゃん?なんでこんな姿になっちゃったのか、とか。お持ち帰りはできるのか、とか」
「最後の一言は余計だと思います」
「だってこの姿、兄さんに見せたい!」
「やめてください」
「え、えーっと……あの綾さん…いつ頃から気付いてたの?」
「んーー……一目見た時から?」
「ってええ!?最初から気付いてたってこと!?」
「まあね」
「野生的なカンですか?」
「そうかも。なんかビビッときたのよ。あ、この子はユキだって」
「すごいカンですね」
「ユキほどじゃないよー」
けどもっと褒めてもいいのよと胸を張る綾にイラっときて頰を抓ったのは仕方ないことだと思う。
「ちなみに私が小さくなった理由は色々です」
「色々!?その色々な部分を知りたいんだけどな!!」
「詮索したら一週間口をききませんから」
「……私、ユキしか話し相手いないのにユキがいなくなったらぼっちになっちゃう!!」
「綾はぼっちでも生きていけそうですけどね……」
「私はユキがいてこその私だから。ユキがいなくなったら…私ッッ」
「とりあえず綾。3日ぐらいは学校を休みますので恭弥さんにどうぞよろしく伝えてください。あと書類については綾がなんとかしてくださいね。私、こんな体なので」
「ユキは兄さんに咬み殺されろといいたいの?」
大親友である私にユキはそんなこと言わないよね?そんな冷たいこと言うわけないよね?と瞳で訴えてくる綾に私はばっさりと切り捨てた。
「寧ろそうした方が綾の頭が正常に動くかもしれません」
「それじゃあ今まで異常だったってこと!?脳内お花畑だったってこと!?」
別に誰もそんなこと言ってないが。
「ユキと綾さん相変わらずだね」
「それどういうことですか」
苦笑するツナに私が睨めばツナはな、なんでもない!と頭を横に振った。意味がわからない奴である。
それからこの体が治るまでの間、私は家の中に引きこもっていた。恭弥さんには綾が直々に言ってくれるそうなので任せることにして。
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夜野兎(プロフ) - あーさん» まじですか笑笑。なんとなくで思いついたものを詰め込んでみたらこうなりました!!コメントありがとうございます!! (2017年11月23日 15時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
あー - 表紙絵がうけますwww (2017年11月23日 10時) (レス) id: 39cc4c9138 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - にゃーさんさん» ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2017年11月12日 9時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
にゃーさん - 面白いです。
更新頑張ってください。 (2017年11月12日 1時) (携帯から) (レス) id: bef68917c1 (このIDを非表示/違反報告)
夜野兎(プロフ) - 扇華→さん» コメントありがとうございます!!頑張って更新したいと思います!! (2017年11月9日 8時) (レス) id: e61c8df72f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜野兎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時:2017年11月9日 0時